このところ青山美智子さんの本を立て続けに楽しんでいる。 読んだ順番に並べるとこんな感じ 『お探し物は図書室まで』 『鎌倉うずまき案内所』 『月曜日の抹茶カフェ』 『木曜日にはココアを』 『猫のお告げは樹の下で』 目についたものから手あたり次第 読んだから刊行順ではない。 滅茶苦茶な順番だったのが、思いがけない喜びにもつながった。 青山作品の魅力 青山さんの本は、数編のショートストーリーが一冊になっていて、それぞれ主人公が違う。 第一話にチラリと顔を出した人が、他の話の主役になっていたり、全編読むと隠されたキーワードがあったりする。「なるほど、あの人がここに」とリンクしているのに気づいて嬉しくなったり、スピンオフ的な楽しみ方も出来る。 そんな風に乱読していたら、お気に入りのキャラクターの「若かりし頃」を、 違う作品で読むことが出来て興奮した。 発表された順に読めば「若かりし頃」ではなく、医務