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  • 中性子星の連星を合体させる、外層が剥がれた星の超新星爆発を発見 | マイナビニュース

    国立天文台は10月12日、中性子星の連星をつくる、外層が大きく剥がれた星による超新星爆発が発見されたと発表した。これは2014年に起きた超新星「iPTF14gqr」の爆発の観測データから明らかになったという。 超新星「iPTF14gqr」の出現前(左)と出現後(2014年10月19日のもの、右)の比較。破線の丸で囲まれた部分が超新星である (C) SDSS/Caltech (出所:国立天文台Webサイト) 同成果は、国立天文台理論研究部の守屋尭 特任助教らの研究チームによるもの。詳細は、米国科学誌「Science」に掲載された。 これまで、中性子星の連星が作られる条件は複雑であると考えられており、その形成過程は明らかでなかった。また、連星を成す二つの中性子星ができるためには、二つの大質量星がそれぞれ超新星爆発を起こす必要があるが、従来の考え方では、後に爆発を起こす星が力学的に不安定になると

    中性子星の連星を合体させる、外層が剥がれた星の超新星爆発を発見 | マイナビニュース
  • ロシアの「ソユーズ」、打ち上げ失敗 - 宇宙飛行士は無事に帰還 | マイナビニュース

    2018年10月11日、ロシアの「ソユーズMS-10」宇宙船を載せた「ソユーズFG」ロケットが打ち上げに失敗した。宇宙船は緊急脱出し、地上に着陸。搭乗していた宇宙飛行士2人は無事だという。 事故の詳細や原因はまだ明らかになっていない。ソユーズの打ち上げは当面中断される見込みで、国際宇宙ステーション(ISS)の運用に大きな影響が出るのは避けられそうにない。 ソユーズMS-10宇宙船を載せた、ソユーズFGロケットの打ち上げ。このあとトラブルにより、打ち上げは失敗した (C) NASA/Bill Ingalls ソユーズMS-10宇宙船を載せたソユーズFGロケットは、日時間11日17時40分(現地時間11日14時40分)、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地の第1発射台(ガガーリン発射台)から離昇した。 ロケットは順調に飛行を続けていたが、打ち上げから約2分後、4基の第1段機体を分離す

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  • 小惑星探査機「はやぶさ2」、1回目のタッチダウンを2019年1月以降に延期

    小惑星への1回目のタッチダウンを2019年に延期 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月11日、小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」への1回目のタッチダウンを、当初の10月下旬の予定から、2019年1月以降へ延期することを決定したことを明らかにした。 これは、これまで行なってきた6回の降下運用の誘導実績やリュウグウ表面の状況などを考慮した結果から判断されたもの。津田雄一プロジェクトマネージャ(JAXA宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 准教授)は、「当初の想定から、現状のリュウグウの状況が良く分かってきたことと、はやぶさ2の実力について、もう少し知る必要があるということで、プロジェクトとしては一度立ち止まる決断をした」と、説明する。 タッチダウンに向けた新たなスケジュール (C)JAXA 具体的には、これまでの観測から、着陸候補地店である「L08」およびバックアップの「L07

    小惑星探査機「はやぶさ2」、1回目のタッチダウンを2019年1月以降に延期
  • 「ハッブル宇宙望遠鏡」の姿勢制御装置が故障 - 観測への影響は軽微 | マイナビニュース

    米国航空宇宙局(NASA)は2018年10月9日、「ハッブル宇宙望遠鏡」にトラブルが発生し、科学観測を停止したと発表した。 トラブルを起こしたのは、「ジャイロ(ジャイロスコープ)」と呼ばれる、機体の姿勢を検出・測定する装置。これまで使っていたジャイロのひとつが寿命により故障したため、別のジャイロに切り替えたものの、正常に動作しなかった。 NASAは復旧に向けて取り組んでいるが、仮にこのジャイロが使えない状態でも、他の正常なジャイロのみで観測を続けることは可能だとしている。 2009年に撮影されたハッブル宇宙望遠鏡 (C) NASA 寿命を迎えた古いジャイロと、問題を抱えた新しいジャイロ NASAによると、トラブルが起きたのは米東部夏時間の10月5日18時ごろのことで、ハッブルに搭載されている「ジャイロ(ジャイロスコープ)」と呼ばれる装置に問題が発生した。 ジャイロは、機体の姿勢を正確に検出

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  • 小惑星探査機「はやぶさ2」、ランダー「MASCOT」の着陸にも成功 | マイナビニュース

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月3日、小惑星探査機「はやぶさ2」から小型ランダー「MASCOT」を分離する運用を行った。ランダーは分離後、小惑星リュウグウの表面に着地したことを確認。小型ローバー「MINERVA-II」に続き、2回目の投下に成功したことで、探査機体のタッチダウンに向け、大きな弾みとなった。 降下中のMASCOTが撮影した画像。右上には自らの影も写っている (C)MASCOT/DLR/JAXA MASCOTは、DLR(ドイツ航空宇宙センター)とCNES(フランス国立宇宙研究センター)が開発した小型ランダーである。重さは約10kg、大きさは27.5cm×29.0cm×19.5cmと、小さめのミカン箱のようなボディの中に、広角カメラ(MASCAM)、分光顕微鏡(MicrOmega)、熱放射計(MARA)、磁力計(MASMAG)という、4つの科学観測機器を搭載している。

    小惑星探査機「はやぶさ2」、ランダー「MASCOT」の着陸にも成功 | マイナビニュース
  • さらに進化したスペースXの火星移民計画と、新たなる「月世界探険」(1) 『タンタンの冒険』に着想を得て、生まれ変わった「BFR」 | マイナビニュース

    それは、十五夜を間近に控えた日にとって、降って湧いたような、驚くべき大きな発表だった。 米宇宙企業「スペースX」を率いるイーロン・マスク氏は2018年9月18日(日時間)、新型ロケット「BFR」の最新の開発状況について明らかにするとともに、2023年にBFRを使い、世界初となる月旅行を実施すると発表した。 この月旅行に赴くのは、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などを運営するスタートトゥデイの前澤友作(まえざわ・ゆうさく)社長。それも単なる旅行ではなく、さまざまな分野のアーティストも招待し、宇宙でこれまでにない芸術作品を生み出すことを目的とした、前代未聞の計画である。 スペースXが開発する巨大ロケット「BFR」の想像図 (C) SpaceX ITSからBFR、そして新BFRへ 「BFR (Big Falcon Rocket)」はスペースXが開発中のロケットで、直径9m、全長10

    さらに進化したスペースXの火星移民計画と、新たなる「月世界探険」(1) 『タンタンの冒険』に着想を得て、生まれ変わった「BFR」 | マイナビニュース
  • 宇宙は今後少なくとも1400億年は生きながらえる - Kavli IPMUなど | マイナビニュース

    東京大学 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)ならびに、東京大学、国立天文台、米国プリンストン大学、台湾中央研究院天文及天文物理研究所(ASIAA)などで構成される国際研究チームは、すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ HSC(ハイパー・シュプリーム・カム)の観測データから、ダークマターがどこまで銀河などの宇宙の構造を作ったかを決める宇宙の基定数を、世界最高級の精度で測定することに成功したと発表した。 同成果は、Kavli IPMUの日影千秋 特任助教、同 大栗真宗 助教、同 高田昌広 教授(主任研究員)、国立天文台の浜名崇 助教、インド天文学天体物理学大学連携センターのSurhud More 准教授(Kavli IPMU客員科学研究員)、カーネギーメロン大学のRachel Mandelbaum教授らによるもの。研究成果は9月26日付でプレプリントサー

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  • アリアン5ロケット現地取材 in ギアナ(1) 記念すべき100回目の打ち上げを見に行く! | マイナビニュース

    欧州の「アリアン5」ロケットは、世界の代表的なロケットの1つである。弊誌の読者であればもちろんご存じだと思うが、それでも実際に打ち上げを見に行ったことがあるという人は少ないだろう。今回、運良く現地で取材する機会を得ることができたので、これから随時、レポートしていきたいと思う。 アリアン5ロケット (C) ESA/CNES/Arianespace/Optique Video du CSG - P Baudon アリアン5ロケットとは まずは、アリアン5ロケットについて、簡単に説明しておこう。アリアン5は、欧州の基幹ロケットとして、ESA(欧州宇宙機関)が開発した大型ロケットである。初飛行は1996年。初号機こそ飛行中に大爆発したものの、その後の失敗は2002年の1回だけ。以降は成功を続け、これまでに打ち上げた数は99機。ちょうど、今回が記念すべき100機目となる。 この高い信頼性を武器に、現

    アリアン5ロケット現地取材 in ギアナ(1) 記念すべき100回目の打ち上げを見に行く! | マイナビニュース
  • はやぶさ2、ローバーの分離に成功、タッチダウンに向け「大きな自信」に

    既報のように、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月21日、小惑星探査機「はやぶさ2」の小型ローバー「MINERVA-II」の分離運用を行い、分離に成功したことを明らかにした。探査機体のシーケンスは、すべて順調に実施。着陸の確認は今後になるものの、小惑星に着陸し、ホッピングによる移動に成功すれば、世界初の快挙となる。 MINERVAシリーズ悲願の着陸となるか はやぶさ2は、前日(20日)の14:10より降下を開始。当初は40cm/sという速度で、高度5kmからは10cm/sに減速し、順調に降下を続けた。高度60mまでは赤道上空にいたが、そこで降下速度を一旦ゼロにし、水平方向にスラスタを噴射して北半球側に移動。その140秒後の21日13:06頃、ローバーを固定していたワイヤーを切断し、探査機から分離した。 今回の分離運用のシーケンス (C)JAXA 分離時の高度は55m。初号機のときは、探

    はやぶさ2、ローバーの分離に成功、タッチダウンに向け「大きな自信」に
  • GeForce RTX 2080 Ti/GeForce RTX 2080レビュー - 新世代GeForceの幕開け。4Kゲームが実用の領域に

    レビュー GeForce RTX 2080 Ti/GeForce RTX 2080レビュー - 新世代GeForceの幕開け。4Kゲームが実用の領域に 2018年8月、ようやくNVIDIA GPUで大きな動きがあった。まず新アーキテクチャの「Turing」を発表し、続いて20日のGamescom 2018にあわせてGeForce Gaming Celebrationを開催。ここでGeForce RTXシリーズの詳細が披露された。 もっとも詳細とは言いつつもまだこの時点では不明な部分も結構あったのだが、その後ホワイトペーパーが公開されるなどどんどん情報が出てきており、9月20日にいよいよ発売されることになる。これに先駆けてGeForce RTX 2080とRTX 2080 Tiの2製品を評価することができたので、その内容をお届けしたい。 TuringアーキテクチャとTU102/104/106

    GeForce RTX 2080 Ti/GeForce RTX 2080レビュー - 新世代GeForceの幕開け。4Kゲームが実用の領域に
  • スーパーカミオカンデの超純水ぜんぶ抜く - 12年ぶりにタンク内部が公開

    超純水をぜんぶ抜く理由 2018年9月9日、岐阜県神岡にある東京大学宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設において、報道関係者向けにスーパーカミオカンデのタンク内が公開された。同研究所は、2018年5月末からスーパーカミオカンデの改修工事を行なっており、タンク内の超純水が12年ぶりにすべて抜けたタイミングで公開が行われたので、その模様をお届けする。 スーパーカミオカンデ 今回の改修工事の目的は、性能向上の関わるものになる。ひとつめは止水補強工事。スーパーカミオカンデでは、1日あたり約1トンの超純水漏れを確認しており、その止水策としてタンク内壁のステンレスパネルのつなぎ目に止水処理を実施した。タンク上から見た場合、2mおきに溶接部があるため、それに合わせて超純水を抜きながら作業を進めてきた形だ。 2つめは循環系統の強化。次期実験からは後述するガドリニウムの追加を予定している。その際、タンク内

    スーパーカミオカンデの超純水ぜんぶ抜く - 12年ぶりにタンク内部が公開
  • 月面に氷が存在する直接的な証拠、初めて発見 - ハワイ大学など

    米ハワイ大学などの研究チームは2018年8月21日、月の極域の表面に、水が氷の状態で存在している証拠を見つけたと発表した。月の水について、その存在を示す証拠が直接観測されたのは今回が初めてとなる。論文は20日発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(米国科学アカデミー紀要)」に掲載された。 NASAの月探査機が撮影した、月の南極。月の極域には、太陽光が決して当たらない「永久影」が存在するため、その中に水が氷の状態で保存されている可能性がある (C) NASA/Goddard Space Flight Center Scientific Visualization Studio 月の水(氷)をめぐっては、その存在や埋蔵量について研究と議論が続いている。近年では、月の極域に存在する、あるいは全体的に存在することを示唆するデータや研究

    月面に氷が存在する直接的な証拠、初めて発見 - ハワイ大学など
  • 小型ローバー「MINERVA-II」は今度こそ小惑星表面に着陸できるか? (1) 「リュウグウ」の南極側の撮影に成功 | マイナビニュース

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月5日、小惑星探査機「はやぶさ2」に関する記者説明会を開催し、最新の運用状況や、今月投下を予定している小型ローバー「MINERVA-II」などについて説明を行った。MINERVA-IIは、はやぶさ初号機に搭載した「MINERVA」の後継機。初号機では小惑星への投下に失敗しており、今度は成功するか注目だ。 BOX-B運用で南極側の撮影に成功 まずは探査機の運用状況であるが、8月18日より「BOX-B」運用を開始したという。BOX-B運用は、小惑星の方向を「下」と考えたときに、前後または左右に大きく移動する運用である。はやぶさ2は通常、高度20kmのホームポジションから観測を行っているが、そこから移動することで、違った角度から小惑星を観測することができる。 今回のBOX-B運用では、まず+Y方向(南極側)へ移動、同24日にホームポジションから9km離れた位置

    小型ローバー「MINERVA-II」は今度こそ小惑星表面に着陸できるか? (1) 「リュウグウ」の南極側の撮影に成功 | マイナビニュース
  • JASIS 2018 - 新たなキログラム原器に触れることができる産総研ブース

    2019年から変わる質量の定義 2019年から、質量の定義が大きく変わろうとしている。SI(国際単位系)として定義された単位で、基単位と呼ばれている長さを表す「メートル」、質量を表す「キログラム」、時間を表す「秒」、電流を表す「アンペア」、熱力学温度を表す「ケルビン」、物質量の「モル」、光度の「カンデラ」の7つのうち、キログラム、アンペア、ケルビン、モルの4つが従来の定義から、人工物などに頼らない基礎物理定数による定義への変更がなされる見通しだ(実際には、11月に開催される測定の国際的な相互比較性に責任を持つ国際組織「国際度量衡総会(CGPM)」に承認される必要がある)。 これまでキログラムは、約130年ほど前にプラチナとイりジウムの合金で作られた「国際キログラム原器」が1kgと定義され、これを基に、同じ材質、形状の40個のキログラム原器が作られ、世界中のメートル条約加盟国に分配。日

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  • Samsungが注力するファウンドリビジネス - 7nmはEUVを完全採用 (1) 4nmまでFinFET活用のめどがついたSamsung | マイナビニュース

    ファウンドリとして日の顧客獲得を目論むSamsung 去る9月4日、韓国Samsung Electronicsは都内で通算2回目となる「SFF(Samsung Foundry Forum)2018 Japan」を開催した(Photo01)。 Photo01:Samsungによればおよそ300人の参加者があったとのこと 残念ながらForumそのものは写真撮影禁止であったのだが、このSFF 2018に先立って報道関係者向けに説明会が開催されたので、こちらの内容を中心に、SFF 2018で明らかにされた情報などをいくつか加味しつつレポートしたい(Photo02)。 Photo02:質疑応答を担当したRyan Lee氏(VP, Samsung Foundry)。ほかにChangsu Lee氏(VP, Samsung Japan)、Patrick Song氏およびYongjoo Jeon氏(どちら

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  • 分子1個の振動をピコ秒単位で観測する手法 - 東大がテラヘルツ波で実現

    1分子の振動計測を実現 電子レンジにはマイクロ波、テレビのリモコンには赤外線、肌を日焼けさせる紫外線、自動車の衝突防止を可能にするミリ波、これらはすべて電磁波と呼ばれる波の種類である。電磁波は、その波長の長さから、さまざまな種類が存在し、人類はそれらを活用して、さまざまな科学的成果を成し遂げてきた。 テラヘルツ(電磁)波も、そうした電磁波の1種で、周波数でいうと、マイクロ波と赤外線の間、10GHz~10THzの範囲を指し示すことが多い。このテラヘルツ波の領域は、ほかの電磁波と比べて、研究開発が遅れており、近年になり、さまざまな物体を透過できるという性質から、非破壊検査などへの活用が進められつつある。 そんなテラヘルツ波を活用して、1個の分子がピコ秒単位で振動している様子を観測する手法を東京大学 生産技術研究所(東大 生研)の研究グループが開発した。同成果は、東大 生研 光物質ナノ科学研究セ

    分子1個の振動をピコ秒単位で観測する手法 - 東大がテラヘルツ波で実現
  • 宇宙に吼えろ! 新型固体ロケットブースター「SRB-3」燃焼試験取材(1) 固体ロケットってどんなもの? 日本のロケットに固体が必要なワケ

    2018年8月26日16時ちょうど、エメラルド・グリーンの海とさとうきび畑に囲まれた種子島宇宙センターから、黄色味がかった煙が立ち上った。数秒遅れて轟音が鳴り響き、セミの声や波の音をすっかりかき消す。煙はやがて空の雲と同化し、耳が轟音に慣れ始めたころ、すべてが終わり、ふたたび日常が戻ってきた。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこの日、新型の固体ロケット・ブースター「SRB-3」の地上燃焼試験を実施した。SRB-3は、開発中の大型ロケット「H3」のブースターや、改良型の「イプシロン」ロケットの第1段に使われる予定で、今回の試験を経て、さらに設計を煮詰め、あと2回の試験を行い、そして宇宙へ挑む。 SRB-3の燃焼試験の様子 (筆者撮影) まずはじめに、固体ロケットについて簡単に触れておきたい。 ロケットは、燃やすための燃料と、ものが燃えるのに必要な酸素(酸化剤)を合わせた「推進剤」を自らの機

    宇宙に吼えろ! 新型固体ロケットブースター「SRB-3」燃焼試験取材(1) 固体ロケットってどんなもの? 日本のロケットに固体が必要なワケ
  • インド、2022年までに有人宇宙飛行の実施を計画 - モディ首相が明らかに | マイナビニュース

    インドのナレンドラ・モディ首相は2018年8月15日、独立記念日の式典において、「2022年までに有人宇宙飛行を実施する」と表明した。実現すれば、ソ連(ロシア)、米国、中国に続いて、4番目に有人宇宙飛行を成功させた国となる。 将来的にインド人宇宙飛行士を打ち上げることになるかもしれない「GSLV Mk III」ロケット (C) ISRO 「ガガンヤーン」 モディ首相はこの日、デリーにある「赤い城」(レッド・フォート)で演説し、その中でこの計画を明らかにした。2022年は英国からの独立75周年を迎える記念の年であり、それを祝う目的とともに、来年の総裁選における自身の再選を見据えた狙いもあるとみられる。 「私たちの国は、宇宙において大いなる前進を果たしている。しかし私たちの科学者は次なる夢を持っている。それは、独立75周年となる2022年までにインド人――男女問わず――を宇宙に打ち上げ、私たち

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  • 124億光年の彼方で暴走するモンスター銀河を確認 - 国立天文台など

    国立天文台(NAOJ)は8月30日、124億光年の彼方にあるモンスター銀河「COSMOS-AzTEC-1」をアルマ望遠鏡で観測。形成初期の銀河における高解像度な分子ガス地図を作成することに成功したことを発表した。 同成果は、国立天文台の但木謙一氏(日学術振興会特別研究員)と伊王野大介 准教授(総合研究大学院大学)のほか、Min S. Yun氏(University of Massachusetts)、Itziar Aretxaga氏(Instituto Nacional de Astrofísica, Óptica y Electrónica)、廿日出文洋氏(東京大学)、David H. Hughes氏(Instituto Nacional de Astrofísica, Óptica y Electrónica)、五十嵐創氏(University of Groningen)、泉拓磨氏(

    124億光年の彼方で暴走するモンスター銀河を確認 - 国立天文台など
  • Intel、Whiskey Lakeベースの新しい第8世代Core iプロセッサ発表

    Computex 2018で予告された"Whiskey Lake"と"Amber Lake"をベースとする新しい第8世代Intel Core iプロセッサがドイツ時間の8月28日に正式発表された。今回はTDPが15WのUシリーズ(Whiskey Lake)と、5WのYシリーズ(Amber Lake)が投入される。まずはこれらについて紹介したい。 ラインナップはUシリーズ/Yシリーズそれぞれ3製品づつとなる(Photo01)。Intelの説明では、「5年前のPCと比較」して2倍の処理性能と12倍のConnectivity、それと16時間のバッテリーライフを実現できたという。 Photo01:「5年前のPCと比較して」12倍高速なWi-Fiと2倍のプロセッサ性能、そして16時間のバッテリーライフを実現したとする。ただバッテリーライフはともかく性能について、Gen 7世代と比較してどの程度なのか

    Intel、Whiskey Lakeベースの新しい第8世代Core iプロセッサ発表