Intelのプラットフォームロードマップ大整理。いま選ぶならP55か,それとも……? ライター:本間 文 発表時点におけるCore i7-800番台の最上位モデル,Core i7-870/2.93GHz LGA775に替わる新しいCPUパッケージ,LGA1156。これを採用した「Lynnfield」(リンフィールド)コアの「Core i7&i5」プロセッサが,2009年9月8日に市場投入された(関連記事)。 Intelは,LGA1156版Core i7&i5プロセッサで従来のCore 2ファミリーを置き換える予定で,2010年第1四半期には,Celeronをはじめとしたローエンドモデルを除いて,一気にLGA1156プラットフォームへ移行する。Core 2 Quad/Duoの最高クロックを更新する新製品が登場しなくなって久しいが,LGA775プラットフォームはいよいよ第一線から退くことになる
インテルがエンドユーザー向けイベントでLynnfieldを強くアピール。「P55のエラッタ」公表も ライター:米田 聡 “Lynnfield”の発表後,最初の土曜日となる2009年9月12日,Intelの日本法人であるインテルは東京・秋葉原のベルサール秋葉原で,「Intel Technology Day in Akiba 2009」と題するエンドユーザー向けイベントを開催した。 本稿では,恒例となっている同社天野伸彦氏のセッションを中心に,イベントの模様をお伝えしたいと思う。 オープニングセレモニーには,インテルの吉田和正代表取締役社長と,IntelのSteven J. Dallman(スティーブ・ダルマン)副社長兼セールス&マーケティンググループゼネラルマネージャーが登壇。日本が,Core i7の売れ行きでは世界のトップ2に入ることを紹介していた “神様”による「Lynnfieldのスス
Intelは、かねてからLynnfield(開発コードネーム)として知られてきたNehalemコアベースのメインストリーム向け製品として、Core i5-750及びCore i7-860/870の3製品、そしてこれと組み合わせるIntel P55 Expressチップセットを発表した。既に本日0時に深夜販売が開始されており、またベンダー各社が大量のP55搭載マザーボードを発表している。そんなわけで、まずはCore i5/i7の性能のほどを確認してみたい。 製品ラインナップ まず今回発表されたプロセッサ3製品をまとめたのが表1である。NehalemベースとなるNative Quad Coreであり、各コアに16KBのL1キャッシュ/256KBのL2キャッシュと、4コア共有の8MB L3キャッシュを搭載するあたりは全く同じである。ただしパッケージはLGA1156という新しいパッケージで、オンチ
“Lynnfield”正式発表。新製品「Core i7-800&i5-700番台」をキーワードで理解する 編集部:佐々山薫郁 Lynnfieldのウェハ 日本時間2009年9月8日13:00,Intelは,開発コードネーム「Lynnfield」(リンフィールド)として知られてきたデスクトップPC向けの新型CPUを,正式に発表した。4Gamerでは,ゲームパフォーマンスを重点的に検証したレビュー記事や,基本性能を徹底的に掘り下げるテストレポートを掲載しているので,ぜひ併せてチェックしてほしい。本稿では,製品の概要をお届けしたいと思う。 →[レビュー]「Core i7-870&i5-750」レビュー。Core 2環境から移行する価値はあるか? →[テストレポート]特徴を徹底的に掘り下げるLynnfield基礎テスト。キモは「Turbo Boost」だ さて,すでに秋葉原などでは先行して販売が始
インテル,秋葉原の新会場でユーザー向けイベントを開催。34nmプロセス版SSDやLynnfield対応マザーボードの新情報が ライター:米田 聡 Intel in Akiba 2009 Summerの会場となったベルサール秋葉原 Intelの日本法人であるインテルは,2009年7月11〜12日の2日間,毎年恒例となりつつある夏のエンドユーザー向けイベント,「Intel in Akiba 2009 Summer」を東京・秋葉原で開催した。会場となったのは,7月10日に正式オープンしたばかりのイベントホール,「ベルサール秋葉原」。中央通り沿い,以前は日本通運ビルのあった場所で,長らく工事の行われていたビルの1Fだ。 秋葉原で最も人通りの多い交差点に面したイベントスペースということもあり,例年以上の来場者を集めていた雰囲気の本イベント。本稿では,セッションや展示機から,4Gamer読者の興味を惹
自作PCの時計の針が「Pentium 4」や「Athlon XP」あたりで止まっている諸氏や、これからPCを自作しようという人のために、イマドキのトレンドというものを僭越ながら紹介しよう。 CPUとくれば、次に選ぶのはマザーボード。というわけで第2回はマザーボード編だ。 マザーボードを選ぶコツは CPUソケットと対応メモリ 今は、ちょうどCPUとメモリのトレンドが移行しつつある端境期にあたるため、マザーボードの種類もそれに応じて非常に多くなっている。が、基本は2つだけ覚えておけばよい。それは、CPUソケットと対応メモリだ。 具体的な例をあげると、例えばIntelのCore 2シリーズなら「LGA 775」、Core i7なら「LGA 1366」、AMDのPhenom IIなら「Socket AM2+」または「Socket AM3」対応という感じで、選ぶCPUによってマザーボードも絞られてく
NVIDIA,チップセットライセンスでIntelから受けた訴訟に反訴 Intelへ反訴 配信元 NVIDIA 配信日 2009/03/27 <以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています> NVIDIA、INTELに対して反訴を提起 NVIDIAテクノロジに対するIntelの契約終了を検討 2009年3月26日 --- NVIDIA(エヌビディア)コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang、Nasdaq:NVDA)は本日、Intel Corporationの契約不履行に対してデラウェア州衡平法裁判所に反訴を提起したことを発表いたしました。NVIDIAの価値ある特許ポートフォリオに対するIntelの契約終了について検討しています。 NVIDIAの反訴は先月Intelのデラウェア州衡平法裁判所に提起された4年間
基本的には以前の記事でお伝えした通りなのだが、いくつかの点で解説が必要だろう。 今回のIntel 5シリーズ Chipsetより、ノースブリッジの機能(内蔵GPU、メモリコントローラ、PCI Express 16レーン)はCPU側に入るため、基本的にチップセットに実装される機能は従来サウスブリッジ側にあったI/O関連の機能となる。従って、差別化ポイントもSATAのポート数、USBポート数、そしてvProなどで利用される管理機能の有無などになる。 だが、実際には表を見て分かるように、従来と同じように外付けGPU用となるP57/55、内蔵GPU用としても利用できるH57/55、Q57というSKU構成に別れている。これは、LGA1156の特徴である、CPU側にはGPUコア、チップセット側にはディスプレイコントローラを内蔵し、その間をFDI(Flexible Display Interface)と
ASUSTeKの「P7U」。上位モデルに「P7U PRO」もラインアップされている。ExpressGate、EPU、オーバークロック機能TurboVなど独自機能の搭載が謳われている 会期:3月3日~3月8日(現地時間) 会場:ドイツ共和国 ハノーバー市 ハノーバーメッセ ●Nehalem世代のメインストリーム向けチップセット「Intel P55 Express」 マザーボード展示で注目されているのは、Intel 5シリーズチップセット(コードネーム:Ibexpeak)を搭載した製品だ。言い換えれば、チップセットではほかに新製品は無く、ややネタに乏しい印象も受ける。また、デスクトップ向けIntel 5シリーズには5つのバリエーションがあると見られているが、中でも2009年中に登場するのはIntel P55 Expressのみという状況だ。 Intel P55 Expressはメインストリーム
NVIDIA MCPビジネス・ユニット、ゼネラル・マネージャー ドリュー・ヘンリー氏(写真は2008年6月のComputex Taipeiでのもの) 先週の木曜日(2月19日)の記事ではIntelがNVIDIAのNehalem用チップセットの差し止めを求めて米国デラウェア州衡平法裁判所に提訴したニュースをお伝えした。 今回筆者は、NVIDIAのチップセットビジネスを率いる責任者であるNVIDIA MCPビジネス・ユニット、ゼネラル・マネージャー ドリュー・ヘンリー氏に電話でインタビューする機会を得た。 その中でわかったことは、争点になっているのは、NVIDIAとIntelが2004年に結んだクロスライセンスの中身についてであり、NVIDIAが取得したと主張しているIntel CPUをサポートするチップセットを製造する権利がどこまで適用されるのか、という点であることだ。 また、このインタビュ
Intelは、米国デラウェア州衡平法裁判所にNVIDIAのNehalem世代チップセットの差し止めを求めて提訴した。過去にもIntelは、VIA Technologiesなどのサードパーティチップセットベンダを提訴してきた歴史があるが、Nehalem世代のチップセットでも再びそれが繰り返されようとしている。そして、Intelがこの提訴を行なったということは、NVIDIAが真剣にNehalem世代チップセットに参入しようと考えていることの裏返しでもある。 ●争点はクロスライセンスの中にNehalem用チップセットが含まれるか否か NVIDIAのプレスリリースによれば、今回争点になっているのは、「IntelとNVIDIAが4年前に結んだクロスライセンスは、Intelが今後リリースする予定の、メモリコントローラが統合されたCPU向けには適用されるのか否か」という点だ。 IntelとNVIDIAの
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