Imagination,次世代GPU「PowerVR Series7」を発表。据置型ゲーム機を狙う上位モデルSeries7XTと下位モデルSeries7XEの2種類を用意 編集部:小西利明 英国時間2014年11月10日,Imagination Technologies(以下,Imagination)は,次世代GPUコアとなる「PowerVR Series7」を発表した。ウェアラブルデバイスからサーバーまでの幅広い分野に応用可能な点が特徴で,Android 5.0(Lollipop)で導入されたグラフィックスAPI拡張「Android Extension Pack」とOpenGL ES 3.1,DirectX 11.2に対応可能という。 PowerVR Series7(以下,Series7)には,最大512基の演算ユニットを集積して3Dゲーム機や次世代サーバー用とされるPowerVR Se
[SIGGRAPH 2014]組み込み機器向けGPUがGPGPU用途にも広がりを見せる。SIGGRAPH 一般展示セクションレポート ライター:西川善司 SIGGRAPHの一般展示セクション。ベンチャー企業から大手半導体メーカーまで,さまざまな企業が出展している。写真の左上にはAMDの看板も見える SIGGRAPHは,コンピュータグラフィックスとそれに関連するインタラクティブ技術(※仮想現実など)をテーマにした学会なのだが,PlayStationの登場や映画におけるCG活用の普及といった要因によって,1990年代以降は産学連携が進み,今では商業イベント的な側面も強くなっている。その象徴が「Exhibition」(以下,一般展示セクション)だ。 同じSIGGRAPHで開かれる展示会の「Emerging Technologies」は,論文を提出して運営側の審査を通らなければ出展できないのに対し
[GDC 2014]PowerVRがついにリアルタイムレイトレーシングエンジンを統合。ゲームグラフィックスはハイブリッド時代へ ライター:西川善司 Imaginationのブースで,実動デモを食い入るように見る来場者達 2014年3月19日の記事でお伝えしたとおり,組み込み機器向けグラフィックスIPの大手であるImagination Technologies(以下,Imagination)は,北米時間3月17〜21日に開催されたGDC 2014で,新しいGPUコアIP「PowerVR Wizard」を発表した。製品型番は「PowerVR GR6500」だ。 展示会場となる「Expo」ではプロトタイプとなるテストシリコンによる実動デモが行われ,来場者の注目を集めていた。 PowerVR Wizardの目玉は,レイトレーシングユニット(Ray Tracing Unit,以下 RTU)の搭載であ
Imagination,PowerVR6シリーズの上位版GPU群を発表。従来比で50%もの性能向上を実現 編集部:aueki Imagination Technologies(以下,Imagination)は北米で開催されている2014 International CESに合わせ,モバイル向け新GPU IPコア「PowerVR Series6XT」(以下,G6XT)および「PowerVR Series6XE」(以下,G6XE)を発表した。かねてより「Rogue」と呼ばれてきたPowerVR Series6の上位バリエーションとなる製品群だ。 G6XEはG6XTの低コスト版といった位置づけで,G6XTがハイエンドタブレットやスマートフォンなど,G6XEはデジタルテレビやセットトップボックスが主なターゲットになるという。 PowerVR Series6XTのブロック図 Rogueアーキテクチャ
ARM,新世代GPUコア「Mali-T700」を発表。シェーダコア倍増のハイエンド市場向けと,Androidに特化したエントリー市場向けの2本立て ライター:塩田紳二 ARM TechCon 2013の会場である「Santa Clara Convention Center」。イベントを示すような垂れ幕や幟は見当たらず,AppleやIntel,Microsoftの開発者向けイベントに比べると地味に見えるが,来場者の熱気はかなりのものだ 北米時間の2013年10月29日から10月31日まで,ARMは,米国カルフォルニア州サンタクララにて,開発者向けイベント「ARM TechCon 2013」を開催中だ。 そこでは,同社の最新技術や製品ロードマップについての情報が公開されるのだが,初日となる現地時間29日には,GPU IPコア「Mali」の新世代モデルとなる「Mali-T700」シリーズが発表さ
[SIGGRAPH]NVIDIAやImagination,ARMの最新製品が競演。「Exhibition」展示セクションレポート(前編) ライター:西川善司 SIGGRAPHはコンピュータグラフィックスと,それに関連するインタラクティブ技術を扱う学会なのだが,最近では商業イベント的な側面が色濃く出てきており,かなり規模の大きい企業展示ホールも併設されている。本稿では,展示ホールに出展していた企業から,GPUに関わる企業ブースを中心に,展示の見どころをレポートしよう。 Kepler世代Tegra「Logan」と,GK110コアの「Quadro K6000」をアピールしたNVIDIAブース ブースのあちこちで「Ira」の顔を見かけるNVIDIAブース まずはSIGGRAPHに力を入れているNVIDIAブースからだ。ブース内のそこかしこでは,「Real-time Live!レポート」で紹介した「
今回はチップセット黒歴史を中断して、インテルのロードマップの解説をしよう。今月10、11日に北京において、IDF Beijing 2013が開催された。このテクニカルセッションで色々判明したことがあるので、こうした事柄のアップデートをお届けしたい。 Ivy Bridge世代のXeonは 年末までには出荷される デスクトップ/モバイル向けは、すでにSandy Bridgeベースの製品を完全に置き換えてしまったIvy Bridgeだが、サーバー向け、特に2P以上のXeon 5/7シリーズは変わらずSandy Bridge-EPやSandy Bridge-EXが出荷を続けている状態である。 Ivy Bridge製品が待ち望まれているわけであるが、初日のDiane M. Bryant氏の基調講演の中でIvy Bridge-EXは2013年第4四半期に出荷開始されること、およびIvy Bridge-
[GDC 2013]PowerVR 6やシリコンスタジオのPS4対応ゲームエンジンなど,明日のゲームが見えてくるGDC展示会場レポート(3) ライター:西川善司 Game Developers Conference(以下,GDC)の展示会場「Expo」のレポートは,先に前後編2回でお届けしたのだが,大盛況だったExpoで,まだどうしても紹介しておきたいことがあり,追加でもう1回お届けしたいと思う。 今回は,英Imagination Technologies(以下,Imagination)の「PowerVR Series6」(以下,PowerVR 6)や,同社からついに発売されたレイトレーシングユニットに関する情報,そして,シリコンスタジオのミドルウェアや次世代ゲームエンジンについてまとめてみよう。 [GDC 2013]PS4のコントローラが披露。大手の出展増加で年々規模が拡大するGDC展示
Imagination,PowerVR Series6の実動デモを公開。MIPS買収後,次の一手は? ライター:西川善司 Imagination Technologies(以下,Imagination)は,2012年11月13日,都内にある英国大使館で報道関係者向けイベントを開催し,2012年の総括と,2013年に向けての製品戦略説明を行った。 本イベントにおける目玉は,Imaginationの主力製品である組み込み向けグラフィックスIPコアの新製品で,開発コードネーム「Rogue」(ローグ)と呼ばれていた「PowerVR Series6」と,先頃発表された,CPUメーカーMIPS Technologiesの買収の件だ。 Imaginationの製品戦略全体について語ったDavid Harold氏(Director of PR, Imagination Technologies) 各プロセ
[CEDEC 2012]3DSはまだその実力を100%発揮できていない!? 3DSが搭載するGPUコア「PICA200」の詳細 ライター:米田 聡 Nintendo 3DS(以下,3DS)に採用された国産のグラフィックスIPコア(IP:Intellectual Property。LSIを作るための知的情報),「PICA200」。3DSの発売前や,発売後もしばらくの間,そのアーキテクチャや機能に関する詳細はほとんど明らかになっていなかったのだが,2011年に開催されたグラフィックスハードウェアの国際学術会議「High Performance Graphics 2011」(以下,HPG2011)でかなり突っ込んだ情報が公開されて話題を集めた。 セッションでPICA200の解説を行った大渕栄作氏(ディジタルメディアプロフェッショナル 開発部 取締役開発部長) CEDEC 2012の2日めに,PI
[SIGGRAPH]ポストエフェクト対応の「MAESTRO-4G」や,画角90度の湾曲ディスプレイなどが披露された「Exhibition」展示セクションレポート(後編) ライター:西川善司 2012年8月15日に掲載した前編に引き続き,「Exhibition」展示セクションレポート(後編)をお届けしよう。後編では,ニンテンドー3DSのグラフィックスプロセッサコアを提供しているディジタルメディアプロフェッショナル(以下,DMP)ブースのほか,前編で予告していたとおり,PCユーザーに馴染みの深いAMD,Intel,NVIDIAといった企業のブースをレポートする。 DirectX 11級のグラフィックスがスマートフォンに。「Mali-T604」の実動デモが公開された「Exhibition」展示セクションレポート(前編) ポストエフェクト機能を備えた,次世代コンフィギュラブル・シェーダアーキテクチ
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