あの日 長い橋を渡っていた 知らない多くの人びとが 長い列を成し 想像上の 現実の 渦にさらわれて 帰り道を 歩いていた 続きを読む あまりにも寒いので布団に包まって「不完全性定理」の論文の概要を読んでいた。 まだ理解できたかどうか怪しいけどD言語でメモしてみる。 ちなみにこのD言語の世界では、引数も戻り値もstring縛りです。 続きを読む ゆがんだレンズで 店長のまぶたは融けて ビルに穿たれた 無数の暗い窓からは 一千億の眼がのぞくのさ ラジオの立てる 断定的な音波 ひどく硬質な文言たちに 店長は融かされていくのさ 誰も見たことのないような 目尻からこめかみへ伸びるしわ 空気をちぎるように 店長は声を発する 新聞はしばらく来んよ 飛行機がビルに突っ込んだ あっちはもう戦争だよ 戦争 暗闇は骨の味で 断定は亡霊の悲鳴 正義はいずれ 表現されねばならぬ 窓に穿たれた一千億の眼が 店長をのぞ

