岡田弘・北大名誉教授に聞く 初動、危機管理に甘さ 集団避難、道内受け入れを (03/22 07:00) 大津波をめぐる危機管理の徹底した見直しや北海道の役割について話す岡田名誉教授 死者・行方不明者が2万人を超えた東日本大震災では、津波で陸路が寸断、救援物資が届かない集落の孤立が問題になっている。被害を最小限に食い止めるため何が必要だったのか、被災者のために北海道は今何ができるのか−。NPO法人環境防災総合政策研究機構(札幌)理事の岡田弘・北大名誉教授(67)は、危機管理や初動の甘さを指摘している。 岡田さんは火山学者のイメージが強いが、もともとの専攻は地震学。1977年の有珠山噴火対策にかかわり専門を火山学に変更したが、津波や地震、その防災にも詳しい。 今回の大震災の規模について、識者の多くは「想定外」と繰り返すが、岡田さんは「自然災害は予想を超えることがあるのは常識だし、2万2千人が亡
静岡県の川勝知事は11日の記者会見で、現在の副知事2人に加え、政策の企画・立案を担当する3人目の副知事を置きたいとの考えを明らかにした。 県幹部や県議会の与党議員なども事前に全く知らされていない突然の意向表明であることに加え、29日で任期が満了する現在の県議会の臨時会を前日の28日に招集して副知事の選任同意を求める考えも示したことから、「知事与党が少しでも多いうちに駆け込みで人事を行おうということではないか」との臆測が一気に関係者間に広がった。結局知事自身が「議会に諮る時期などの選任手続きは、今後議会と調整したい」と火消しのコメントを出して事態は収束したが、県議選で知事与党の民主党が大敗し、自民党が単独過半数を占めた影響が早速表れた格好だ。 会見で川勝知事は、「本県のエネルギー施策などの補正予算を政策的にしっかり作るため、今、3人目の副知事を考えている」と切り出した。 副知事は県の条例で3
説明不足、危険を過小評価 原子力保安院に厳しい視線 (04/10 08:25) 東京電力福島第1原発の状況について記者会見する、経産省の西山英彦官房審議官(左)=7日午前、経産省 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故を受け、国民への情報発信を担う原子力安全・保安院の会見が発生1カ月で100回を超えた。相次ぐ爆発や放射能漏れなどについて不十分な説明が多く、保安院の情報開示への消極姿勢が浮き彫りになっている。体制刷新のため経済産業省からの分離案も浮上するなど、保安院に対する風当たりは強い。(東京報道 森栄一郎) 「どれくらいとは、なかなか表現が難しいですが…。危険の可能性は、少しでも可能性があれば封じておくという考え方です」 保安院の6日の会見で、西山英彦大臣官房審議官は福島第1原発の原子炉格納容器に窒素を入れなかった場合、水素爆発が起きる危険の程度について明言を避け続けた。その後窒素注
福島県前知事「無分別が生んだ破局」 プルサーマル計画了承を撤回 (03/29 00:26) 【パリ共同】福島県の佐藤栄佐久前知事は29日付フランス紙ルモンドのインタビューで、福島第1原発の事故について、原発の運営に関わった人間の「無分別がもたらした破局だ」として東京電力や日本の原子力行政当局を強く批判した。 佐藤氏は福島県知事時代の1998年、全国で初めてプルサーマル計画を了承。プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が福島第1原発に搬入されたが、2002年に東電の原発トラブル隠しが発覚、了承を撤回した経緯がある。 佐藤氏は「(今回の事故で)恐れていたことが現実になってしまった」と指摘。日本の原発行政を推進する経済産業省と監視機関の原子力安全・保安院を分離すべきだとの声があったのに実現していないことを挙げて「日本は民主国家だが、浸透していない分野がある。正体不明の利益に応じて、数々の決
福島第一原発の事故の影響で、牛乳やホウレンソウから放射性物質が見つかりました。飲んだり食べたりしても大丈夫なのか、まとめました。 ■健康害するリスク小さい Q ホウレンソウや牛乳が放射能で汚染されているの? A 福島第一原発の事故では、ヨウ素やセシウムなどの放射性物質が周辺に広く飛び散った。それが、ホウレンソウの表面に降り注ぎ、検出された。汚染された草や水をとった牛の乳からも見つかった。 Q どれぐらいの値なの? A 厚生労働省の規制値に比べると、ホウレンソウからは3~7・5倍のヨウ素が見つかった。牛乳からも最高5倍のヨウ素が出た。規制値は、今回の事故をきっかけに、厚労省が暫定の値として設けたものだ。 Q 汚染された食品を食べたり飲んだりしても大丈夫なの? A 食品の安全性基準は厳しい値に決められている。健康に影響を与えかねない値より、かなり余裕をもって設定されている。だから、「ただちに健
三菱自、ばいじん濃度45年測定せず 水島の一部施設2011年3月23日14時20分 印刷 ソーシャルブックマーク 三菱自動車工業(東京)は23日、水島コンビナート(岡山県倉敷市)にある同社水島製作所のばい煙発生施設18基で、大気汚染防止法などで定められた排ガスのばいじん濃度を、最長で45年間、測定していなかったと発表した。 発表によると、未測定は同工場にある108基のばい煙発生施設のうちの18基。うち3基は1966年に設置され、残る15基は93年までに順次設置された。この全基について、ばいじん濃度を全く測定していなかった。法で定められた測定値の記録も作成していなかったため、データのねつ造はないという。 現場の担当者が、特定のばい煙発生施設で測定すれば残りは不要と申し送りしていたうえ、施設のリスト更新を怠り、社として施設の全体像を把握しておらず、それが未測定に長年気づかなかった原因、と同社は
「会社はコスト優先」 原発の元技術者ら ネットで自己批判 (03/23 06:55) 「原発の危険を語るのは、技術屋の最低限の節操」と日本外国特派員協会で訴える後藤さん=15日、東京都内 東京電力福島原発を造った大手重電の元技術者たちが事故発生以来、インターネット放送などで自己批判と原発政策の告発を続けている。 「もっと声を大にして言い続けるべきだった」。東芝で放射能を閉じこめる原子炉格納容器の耐性研究グループ長だった後藤政志さん(61)は話す。1979年の米国スリーマイル原発事故などで、格納容器内が異常に高圧になるとわかり、放射能物質ごと大気に放出する弁を付ける事になった。 「フランスは、内圧が上がりにくく、放射能物質が漏れにくい巨大なフィルター付き格納容器を造った。われわれも必要、と議論したが、会社は不採用。コストだなと思った」と後藤さんは言う。 「高台に建てたり、防水構造にしたりして
福島第一第二原発事故を予見していた共産党吉井英勝衆院議員(京大工学部原子核工学科卒)の2005-07の国会質問(その3)地震で電源が破壊され冷却システムが機能停止する危険を2006年に指摘するも、政府は「大丈夫」の一点張り マスコミも大スポンサー電力会社に「配慮」して今回起きた危険が指摘されていたのを総スルー で、当然ながら 地震で冷却系をサポートする電源が破壊される事態 についても、吉井英勝衆院議員は予測して、質問をしている。 第164回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 平成十八年三月一日(水曜日) (略) 吉井分科員 今おっしゃった四分の話というのは、直下型で同時に津波が起こったときには、私はそういう発想も成り立つかと思っているんです。それをあながち否定しているんじゃないんです。しかし、チリ津波なんかのときには、そもそも周期が五十分なんですね。長いんです。そのときは、水位低下の状態が
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