足裏用のローラー式電気マッサージ器に首を挟んで使用し、窒息死した事故が約10年間で3件発生していることが16日、分かった。製造元の的場電機製作所(埼玉県川越市)が厚生労働省で同日、記者会見して明らかにした。 同社によると、事故が起きたのは家庭用の「アルビシェイプアップローラー」で1986年に製造、約42万台を出荷した。事故は、専用の布カバーを装着しない上、本来の使い方とは異なる首へのマッサージに使い、衣服を巻き込んでいたという。 今月2日に北海道紋別市の50代女性が死亡したほか、99年に栃木県内の40代女性、2003年には香川県の60代女性が死亡していた。 【関連ニュース】 ・ 「早食いあった」校長謝罪=遺族に説明、小6パン窒息死 ・ 製造元にゼリーの自主回収促す=1歳児の窒息死事故受け ・ 都内で高齢女性2人死亡=こんにゃくゼリー窒息事故 ・ こんにゃくゼリーで男児死亡=