兵庫県宝塚市教委は6日、勤務している中学校の女子生徒に恋愛感情を持って手紙を送ったり校外でデートをするなどしたとして、同市立中学校の男性事務職員(40)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は5日付。 市教委によると、職員は昨年春ごろから3年の生徒に文具や書籍などをプレゼントし、互いに手紙をやりとりするようになった。夏には生徒が高校の見学会に行くことを仕事で扱う書類で知り、同伴。先月にも大阪市内で映画や食事をし、手をつないでデートをしたという。 職員は校長から昨年8月下旬と11月上旬に「誤解を招くので特別なかかわりを持たないように」と指導を受け、「善意からだった」と謝罪。しかし、その後も手紙やメールを送ることをやめていなかった。 先月下旬に生徒の保護者が職員からの手紙を発見し、担任の教諭へ相談した。職員は市教委の事情聴取に「恋愛感情があり、結婚したいと思っていた。申し訳なかった」と話している