NHKの松本正之会長は4日の定例記者会見で、受信料衛星契約の口頭による締結を12月から初めて実施することを明らかにした。 衛星放送の画面上に現れた受信確認メッセージの消去のために電話した際に、契約意思を示せば、契約書なしでそのまま契約が成立するという措置で、10月からの値下げによる減収分を補う施策の一環だ。 これまでは、メッセージ消去のためにNHKのコールセンターに電話をすると、後日、契約書が送られてきた。そこに所定事項を書き込み、返送して契約成立となるが、返送されないケースが多かった。このためNHKの放送受信規約を変更し、契約書なしに口頭で契約できるように切り替えた。契約締結後は、後日、確認書を送付する。