県内で5月に入り、家人の息子をかたる振り込め詐欺の被害に歯止めが掛からない。22〜23日には富士宮、静岡、富士の各市の女性5人から県警に相次いで届けがあり、総額1750万円の被害が出た。いずれも「妊娠トラブル」の示談金名目で現金をだまし取る手口。県警は「『妊娠させた』は詐欺」と強調し、注意を呼び掛けている。 富士宮市の無職女性(66)が22日に1050万円の被害を届けたケースは、息子を装った男の声で事前に複数回電話があった後、相手が「人妻を妊娠させた。慰謝料がかかる」と切り出してきた。話を信じ込んだ女性は、市内の現金自動預払機(ATM)から指定された口座に数回に分けて金を振り込み、だまし取られた。 同様の手口は以前からあったが、県内では5月に入って被害が急増している。1〜15日にも、沼津、三島、掛川の各市で7件、総額949万円の被害が確認された。 犯行グループはATMからの振り込み、
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