神奈川県秦野市が製造・販売する「おいしい秦野の水・丹沢の 雫 ( しずく ) 」のペットボトルの売り上げが、前年比4倍超と大幅にアップしている。 3月に環境省主催の名水百選選抜総選挙・おいしさ部門で日本一に輝き、追い風が吹いた。市によると、熊本地震の被災地支援として送る市民も増えているという。 市上下水道局によると、ペットボトルの販売開始は2008年10月。毎月2000本余りの売り上げで推移していたが、「日本一」になった直後の4月は1万392本に跳ね上がり、昨年4月(2448本)の4・2倍を記録した。 市内には30か所超の「秦野盆地湧水群」があり、丹沢盆地の下には、きれいで大量の地下水が流れている。ペットボトル用には、羽根地区で年1回ほど、6万本分の3万リットルを取水。「お茶やコーヒー、水割りにも最適な軟水。香りを重視する料理にもぴったりです」と担当者はPRする。 市観光協会には4月以降、