強姦容疑で8月16日に逮捕された中国系カナダ人の人気ポップスター、クリス・ウー容疑者(2019年8月8日撮影、資料写真)。(c)CNS/牛鏡 【9月4日 東方新報】中国で大企業や男性スターに絡む性暴力被害の訴えが相次いでいる。インターネット上では告発した女性を支持する投稿が多く、中国版「#Me Too」運動のような盛り上がりを見せている。 「上司の男に強引に出張を命じられ、取引先との接待で飲酒を強要された。私が泥酔すると取引先の男にわいせつな行為をされ、さらにホテルの部屋で上司に暴行された」——8月7日夜、中国の電子商取引(EC)最大手・阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)の女性社員が訴えた文章がネット上に一気に拡散した。 告発によると、性的被害を受けたのは7月27日夜、出張先の山東省(Shandong)済南市(Jinan)だった。彼女は翌日に警察に被害届を出し、社