NECが新基幹システムを立ち上げた理由 NECが11月11日と12日の2日間、東京国際フォーラムで「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2010」を開催した。11日には遠藤信博社長が、C&Cクラウドによる顧客への貢献について講演を行った。まずはその中から興味深かった話を紹介しておこう。 遠藤社長は、いま企業が直面している経営課題として、「将来の成長に向けた新サービスや新事業の創出」「グローバル化の推進」「事業効率性を追求した経営改革・業務プロセス改革」「環境対策などの社会的責任」の4つを挙げ、C&Cクラウドがこれらの課題解決に貢献していくと力を込めた。 中でも事業効率性の追求については、「NECはこれまで、幅広い業種にわたる15万社の顧客に対して数多くのソリューションを提供してきた。その中で培ってきた多様な業種ノウハウや信頼性の高いITネットワークソリューションを基に、今後も顧客の経営改革