日本オラクルは今年春をめどに国内にデータセンター(DC)を開設する。協力会社のDC内にクラウド基盤を構築。コールセンター(顧客対応窓口)やヘルプデスク業務を支える統合ソフトウエアを月次でサービス提供する。同事業では顧客情報管理(CRM)で実績を持つが、これまでは米オラクルが運営する海外DCをサービス拠点としていた。日本独自にサービス拠点を持つのは初めて。 SaaS(ソフトウエア機能のサービス提供)型で提供するのは「ライトナウCXクラウドサービス」。米オラクルが買収した米ライトナウ・テクノロジーズが主力としていた売れ筋の製品。顧客からの問い合わせを一元管理し、コールセンターやヘルプデスク支援や参加交流型のソーシャルメディアと連動した顧客サービスを提供する。 コールセンターや電子商取引(EC)サイト向けにすでにライトナウCXを販売しているが、市場のすそ野を広げるため、SaaS対応に踏み切る