つまり、ユーザー企業は仮想化技術を利用すること自体を目的としてはおらず、ビジネス上の要件に対応するために仮想化技術をどう活用するかに関心があるわけで、現時点での解としては最終的にはクラウド≒IT as a Serviceの実現がユーザー企業の目的となっている。あえていえば、仮想化技術自体はクラウド/IT as a Serviceを実現するための単なる手段でしかないわけだ。 IAサーバの仮想化を現実的なソリューションにまで洗練させた立役者であるヴイエムウェア自身の認識としてはやや意外な感もあるが、こうした認識に立った上で、同社は単なる仮想化プラットフォームの開発/提供に留まらず、より上位レベルの「クラウドコンピューティングを実現するために必要となるさまざまな要素を整備していく」ことに注力し始めているわけだ。 同社が考えるプライベートクラウドとハイブリッドクラウド ラグラム氏はまた、プライベー