海に素潜りで入りコンブやアワビを採る海女さん。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でもテーマに上げられ脚光を浴びつつあるが、高齢化などで人数は最盛期から10分の1に激減し、存続は危機に瀕している。このため、最多の海女を擁する三重県が主導して今月中にも保存会を立ち上げるなど保全が活発化。1300年以上続く「海女文化」を世界無形文化遺産にしようとする動きもある。 【フォト】あまちゃん「じぇ!」の秘密 流行語大賞も狙ってる? 「天候に恵まれるといいですけどね。ホソメコンブが採れる夏が楽しみですよ」。北海道松前町の孤島で海女を1人で続ける石山ヨネ子さん(78)は張りのある声で話した。ウエットスーツに約5キロのおもりを付けて、年間200回ぐらい潜るという。 石山さんは戦後まもなく、石川県輪島市から出稼ぎにきた。「仲間が亡くなったりしてさみしくなりましたが、私はいつまでも続けるつもり」と生涯現役を宣