クレジットカード。現金が手元になくてもお気軽に買い物ができる便利なプラスチックのカード。あれ、店舗に販売額を一括で振り込み、購入者からあとで取り立てる金貸しなわけなのだけど、昔はそんなに便利に使えるものではなかった。そもそもクレカに対応している店舗が少なかったので、そうそう利用できるものではなかったのだ。月賦で家電品などを購入する際も、いちいち販売店と契約していたものである。クレジットカードによる後払いを使用するためには、つまり販売店がクレジット会社 と契約する必要がある、しかもクレジットカードでの買い物の際はお店がクレジット会社に手数料を支払わなければならない。現金ならば丸ごと収入になるのに、カードだと店に損失が出るわけで、なかなか普及しなかったのだ。 日本でこの分野のパイオニアはおそらくJCB。三和銀行と日本信販によって作られたブランドだ。このクレジットカードは、1960年代から197