内閣府が調査した平成23年度版の「青少年のインターネット利用環境実態調査」が、先月発表された。携帯電話やPCの利用を合わせた青少年のインターネット利用と、保護者の意識調査も含めた総合的な実態調査で、平成21年度から継続的に行なわれている。 今回はこの調査のうち、筆者がポイントになると思う部分をピックアップして、考察を加えていきたい。詳細なデータは「全文」に載っているが、全体を俯瞰するのであれば「概要(PDF)」で十分だろう。ちなみにこの調査の企画分析会議員に参加されている千葉県柏市立高田小学校教頭の西田光昭先生は、筆者も安心ネット作り促進協議会の企画でインタビューさせていただいたほか、拙著「子供がケータイを持ってはいけないか?」でもお話をうかがっている。 スマートフォン化の流れ 青少年が持つ携帯電話の種類として、いわゆるキッズケータイ、フィーチャーフォン、スマートフォンの所持比率がこの調査