東京ビッグサイトで開催中の環境展示会「エコプロダクツ2011」(2011年12月17日まで)で東芝テックが消せるトナーを採用した複合機と、印刷物の消色装置を展示している。用紙を再利用することにより、オフィスで使用する紙の量を減らすことが目的だ。 この消せるトナーは熱を加えると、トナーの色素粒子が透明になるという仕組み。専用トナーを用いた複合機で印刷したあと、消色装置に用紙を通すとインクが透明になり、印刷前のような状態に戻る。ただし樹脂は用紙上に残るため、消色処理後でも光の反射でうっすらと印刷のあとは視認できる。 “こすると消えるボールペン”として有名なFRIXIONを製作するパイロットと共同でトナーを開発した。原理は似ているが、透明になるための温度が大きく異なる。「FRIXIONのインクが透明になるのは60度程度。このトナーは(企業秘密のため明確に答えられないが)少なくとも100度以上。普