多くのアップライトピアノにはペダルが3本あります。 それぞれの役割はピアノを弾かれる方はご存じだと思いますが、 いったいどんな構造になっているのでしょう? 今日は真ん中のペダルのおはなし。 真ん中のペダルはご存じのとおり、踏むと音がこもったように小さくなります。 これは“マフラーペダル”と言って、主に防音が目的となります。 弱音ペダルともよばれますね。 「遅い時間の練習で音があまり出せない」 という時や 「まだうまく弾けない曲なので外に聴こえると恥ずかしい・・・」 という時などによく使われます。 このペダルを踏むとどうして音が小さくなるかというと・・・ 普段は“ハンマー”という部品が“弦”を叩いて音が出ますが、 横からの図 マフラーペダルを踏むと弦とハンマーのあいだに“マフラー”というフェルト製のうすい布が降りてきます。 ハンマーがこの布越しに弦を叩くので、音が小さくなるという仕組みです。
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