「聖ヨハネ賛歌」の他に 「聖ヨハネの夕べの祈り」とか 「バプテスマのヨハネ賛歌」とか 「貴方の僕(しもべ)たちが」とも言うみたい。 歌詞の意味は、 しもべたちが 声のびやかに 汝の数々の奇跡を歌えるように 汚れたくちびるの 罪を赦したまえ 聖なるヨハネよ というようなことらしい。 この賛歌は、各節の頭の音が1音ずつ順に上がっている。 イタリアの修道士で音楽理論家のグイド・ダレッツォ(Guido d'Arezzo)が、各節の最初の語を使って音を示す語とし、これを使って歌を歌う「階名唱法(ソルミゼーション)」を確立した。その「階名」は、すなわち「Ut Re Mi Fa Sol Ra」である。 グイドが考えたのは「Ut Re Mi Fa Sol Ra」までの6音で、1音足りなかった。17世紀頃になって、「Sancte Johannes」の英語名「Saint Ioannes