気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日本の企業では社員に求める英語力の目安として、「TOEIC」(国際コミュニケーション英語能力テスト、990点満点)で、管理職であれば750点以上、少なくても700点以上は必要とされているようだ。 この話を聞いて私は、「そもそもTOEICの成績を英語の総合的能力の正しい判断基準と考えていいのだろうか」という疑問がわきあがった。というのも、TOEICは「話す」「書く」というような能動的な能力の判断ではなく、あくまでも英語の知識を判定する試験ではないかと思っているからだ。 その理由は、TOEICが回答を選択する方式になっているという点にある。実際に自分で一から文章を書くのと、既に用意されている答えから正解を選ぶのでは、プロセスが全く違う。書く能力の