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  • わかりにくいコチニール色素問題を読み解く

    執筆者 松永 和紀 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 特集 松永 和紀 2012年5月16日 水曜日 キーワード:アレルギー 添加物 品表示 消費者庁が11日、「コチニール色素に関する注意喚起」を公表しました。「コチニール色素を含む飲料と急性アレルギー反応(アナフィラキシー) に関する国内の研究情報か消費者庁に提供されました」として、「万が一、コチニール色素を含む化粧品の使用や品の摂取により、かゆみなとの体調の変化を感じた場合は、すみやかに皮膚科やアレルキー科の専門医を受診してくたさい」と書いています。 しかし、消費者庁のプレスリリースでは、コチニール色素がなぜアレルギー反応を起こすか、という肝心の「科学的な根拠」が説明されていません。アレルギー反応を起こすのは、コチニール色素自体ではなく、色素を生物から

    わかりにくいコチニール色素問題を読み解く
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/05/17
    『説明されなければ、着色料やアレルギーに対する誤解が広がってしまいます。なぜ、このような不十分なプレスリリースを消費者庁がしたのか』 『本当は、「口紅」が大問題』 コチニール色素について
  • 米国の4例目BSEは、「非定型」が判断のポイント | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 米国で4例めのBSE感染牛が見つかったとテレビニュースで聞き、TPPや、品安全委員会でリスク評価をしている最中の「米国産牛肉の輸入緩和措置」についての議論が複雑になるなあ、と思った。あわてて米農務省(USDA)のウェブサイトを見ると、なんだ、非定型BSEだと説明してあるではないか。 非定型であれば、話はまったく変わってくる。科学的な観点から言えば、TPPや品安全委員会のリスク評価にはほとんど差し障りがないはずだ。ニュースは、肝心のポイントが抜けていた。 非定型BSEがどのようなものなのか。関連ウェブサイトにリンクしながら、

    米国の4例目BSEは、「非定型」が判断のポイント | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/04/26
    『非定型であれば、話はまったく変わってくる。科学的な観点から言えば、TPPや食品安全委員会のリスク評価にはほとんど差し障りがない』 システムの有効性、全頭検査の無意味さ、安全状態、に変化無し
  • 米国で大騒ぎ、日本への影響は?「ピンクスライム」問題

    執筆者 森田 満樹 九州大学農学部卒業後、品会社研究所、業界誌、民間調査会社等を経て、現在はフリーの消費生活コンサルタント、ライター。 特集 森田 満樹 2012年4月20日 金曜日 キーワード:メディア 栄養 添加物 米国で俗称「ピンクスライム」と呼ばれる加工肉をめぐって、関連会社が経営破たんに追い込まれるほどの騒動となっている。きっかけは、ある料理研究家のテレビ番組。これがツイッター等で拡散されて不安が広がり、米国の大手流通やレストランチェーン等で取り扱いが中止された。安全性はどうか、問題の質はどこにあるのだろうか。そして、日への影響は? 米国で大騒ぎ「ピンクスライム問題」 ←4月20日 日でも起こるか「ピンクスライム問題」 ←4月20日 <関連リンク集> (日語)ブルームバーグ・米「ピンクスライム」肉をめぐるネット上の騒動、業界に波紋 (日語)ロイター・米大手が「ピン

    米国で大騒ぎ、日本への影響は?「ピンクスライム」問題
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/04/20
    『ピンクスライム」というネーミングや、おどろおどろしい映像に乗っかって、今まで使われていた安全な食材が、突如ターゲットにされて食品会社が倒産に追い込まれる』 いずこも同じ。影で笑っている業者がいる点も
  • 英国の切り札となるか~「スマート」なGMコムギ試験栽培

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2012年4月16日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 農薬 英国政府最高科学顧問John Beddington卿が率いる科学庁が、今後20~80年間の政府による戦略・政策決定に資するために取り組んでいるプロジェクトの一つがForesightだ。その核心的テーマは、地球規模の気候変動と国際的な糧安全保障との相関であり、最終報告書「International Dimensions of Climate Change」 が2011年7月11日に公表されている。 料、水、エネルギーと気候変動の密接な関係に着目し、世界から注目を集めたのは、Beddington卿が2009年に発表した「Perfect Storm paper」 であり、この話題につい

    英国の切り札となるか~「スマート」なGMコムギ試験栽培
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/04/16
    『ヒトには感知できない臭いの遺伝子を食経験のある同じ植物体から持ってきて、殺虫剤の使用を減らし、生態系への影響も抑えるように配慮し、経済的損失をも予防する「スマートな」GM植物』 反対派は相変わらずだが
  • ほかの食品への影響が気になる「レバ刺し禁止」 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 厚労省が、生用牛レバーの販売を品衛生法に基づき禁止する方針だ。3月30日に開かれた薬事・品衛生審議会品衛生分科会乳肉水産品部会で決まった。6月中にも、加熱などの規格基準を定めるとしている。 厚労省審議会資料 これについて、多くのマスメディアが報じている。 毎日新聞・牛の生レバー:提供を法的に禁止へ 厚労省部会 朝日新聞・牛の生レバー提供、6月にも禁止 加熱を義務化 厚労省 読売新聞・牛生レバー提供禁止へ・・・違反なら懲役か罰金 産経新聞・牛の生レバー、提供禁止へ 今夏までに こうした場合、マスメディアは通常、安全側へ

    ほかの食品への影響が気になる「レバ刺し禁止」 | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/04/06
    『今回の「生食用牛レバーの販売禁止」の曖昧さ』 『俯瞰的に食品のハザードとリスクを整理してから各食品の規制を決めなければ、なにか事件事故が起きるたびに付け焼き刃的に対処する“モグラたたき”行政になる』
  • 食品表示—悪しき多数決に陥らないために | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 品表示問題について先週、『どうなる?「品表示一元化」ー消費者団体の大暴走』という特集を組んだ。私も3月28日の意見交換会について、「特定の消費者団体が主張を展開した意見交換会」という記事と傍聴記録「中間論点整理にかんする意見交換会 傍聴録~選択の権利の保障を訴える消費者団体と、現実を見る事業者団体」を書いた。 私は今回の表示一元化の問題は、品業界と消費者にとってかなり大きな問題だとおもっているのだが、どうも社会の関心は低い。その結果、今回の意見交換会は広く多分野の関係者が発言する機会とはならず、特定の消費者団体に所属する

    食品表示—悪しき多数決に陥らないために | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/04/03
    『やっぱり、特定の考え方に引きずられ社会が歪むのはなんとか食い止めたい』 『消費者運動は難しい。そして、消費者の意向、サイレントマジョリティの気持ちを反映させる消費者行政は、なおさら難しい』
  • どうなる?米国の遺伝子組み換え食品表示請願の行方

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2012年4月2日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 栄養 品表示 Foocom.netでは、消費者庁の品表示一元化審議を踏まえて、3月29日に表示問題特集 をアップした。これに足並みを揃えて、米国において社会現象となっている遺伝子組み換え(GM)品の表示義務化要求問題の状況を、中間取り纏め風に書いておく。 この問題の顕在化は、2010年11月の、米国AquaBounty Technologies社が成長を早めた遺伝子組み換え(GM)サケ(アトランティックサーモン)を開発し、FDA(品医薬品局)に上市の承認申請を提出したことが、やはり引き金になったと筆者は考える。 初の純用GM動物(植物以外という意味で)の承認については、FDA諮問委

    どうなる?米国の遺伝子組み換え食品表示請願の行方
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/04/02
    『GM食品は安全だということは我々も充分に理解しており、そのことに対して全く異存はない』『あくまで消費者の知る権利のみに立脚して、GM食品表示を要求する」と公に宣言したなら』 『しかし、現実は違う』
  • パブリックコメントを出そう!〜中間論点整理に関する意見交換会を聞いて〜小比良和威さん

    事務局 2012年3月29日 木曜日 キーワード:アレルギー バイテク 栄養 品表示 前回の記事でもお伝えしたが、品表示一元化検討会の中間論点整理についてパブリックコメントの募集が行われている。それに関連して、3月23日に意見交換会が開催された。今回は、その内容をお伝えする。 発表者は、事前に意見発表に応募した個人と団体で、全部で23の発表者があつまった。この発表者が3もしくは4名ずつのグループにまとめられ、グループ単位で各発表者の発表(持ち時間8分)の後に、発表者間でのグループ討論が行われた。事前に公開されたプログラムには、業界団体や市民団体の発表順が、特にグループ分けされておらず、なぜこの順序かと思ったのだが、グループ間のバランスを取るために、市民団体や業界団体の発表時間が固まることなく、ばらされていたのだった。 消費者庁のHPには、当日のプログラムや要旨集が掲載されいている。各発

    パブリックコメントを出そう!〜中間論点整理に関する意見交換会を聞いて〜小比良和威さん
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/03/30
    『EUをはじめとして、多くの国では「遺伝子組換えでない」という表示は認められていない』 『遺伝子組換え食品の表示でEUに倣うのは混入率だけでいいのだろうか』 一部団体のつまみ食い主張について
  • どうなる?「食品表示一元化」ー消費者団体の大暴走

    執筆者 松永 和紀 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 特集 松永 和紀 2012年3月29日 木曜日 キーワード:アレルギー バイテク 栄養 添加物 品表示 品表示一元化検討会が「中間論点整理」を出し、パブリックコメントを募集中だ(4月4日まで)。3月23日には意見交換会もあり、応募した消費者団体や事業者団体、企業などが意見を表明した。 中間論点整理は非常にわかりにくいもので、多くの消費者、事業者共に対応に苦慮していることだろう。意見交換会も、一部の消費者団体の意見ばかりが目立つ、いびつなものだった。特集で、品表示の議論において今、起きていることを知ってほしい。 特定の消費者団体が主張を展開した意見交換会 ←3月29日 中間論点整理にかんする意見交換会 傍聴録〜選択の権利の保障を訴える消費者団体と、現

    どうなる?「食品表示一元化」ー消費者団体の大暴走
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/03/30
    『根元は一緒になのに、たくさんの団体が声をあげている、と見せかける』『原産地ロンダリングをしながら原産地表示を要求する構図は、彼らの本質』 『特殊な消費者団体vs<事業者+サイレントマジョリティ消費者>』
  • 「ひじきを食べ過ぎてしまった!」

    執筆者 瀬古 博子 消費生活アドバイザー。品安全委員会事務局勤務を経て、現在フーコム・アドバイザリーボードの一員。 今月の質問箱 瀬古 博子 2012年3月27日 火曜日 キーワード:放射能 栄養 発がん物質 ひ素の影響が心配 “放射能対策”とでもいうのでしょうか、「みそがよい」、「アップルペクチンが効果的」などさまざまなことがいわれてきました。「ひじきをたくさんとるのがよい」という説もあるそうです。しかし、ひじきを多量にべ続けてきた人から不安の声が寄せられることがあります。 不安の原因は、ひじきに含まれる無機ひ素という物質で、発がんリスクが指摘されています。このことを知った人、特に、放射線の影響を心配して、ひじきをべる量を増やしたり子どもたちにも毎日べさせたりしていた人が、今度はひ素の影響について「子どもたちは大丈夫だろうか」と心配することになってしまいます。 どのくらいまで

    「ひじきを食べ過ぎてしまった!」
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/03/27
    『ひじきは適度に食べればおいしくてミネラルが豊富なよい食材です』 『リスクを減らそうとして“極端な食べ方”、“偏った食べ方”をして、かえってリスクを増やすことのないように』
  • 日本科学未来館で24日、「新基準値」と「がまん」について考えよう! | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 日科学未来館が3月24日(土)14時から、「品の放射能、どこまで許せますか?」というタイトルで、トークイベントを開く。 同館が続けている「未来設計会議」のシリーズ「after 3.11 エネルギー・科学・情報の民主的な選択に向かって」の一環。これまで、自然エネルギーや科学者の役割について二つのトークイベントで検討して来た。3回目に、品の放射能汚染をとりあげる。 「どこまで許せますか?」とは、挑発的なタイトルだ。私は講演等では「どこまでがまんしますか?」と言っているが、まあ、同じような意味だろう。 DNAを傷つける放射線リ

    日本科学未来館で24日、「新基準値」と「がまん」について考えよう! | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/03/22
    『認めざるを得ないのは、新基準値案が公表された途端、市民、消費者の食に対する不安は一気に沈静化した』 『まだ施行されているわけでもないのに雰囲気が変わるというのは、「安心」がかなえらたからだろう』
  • 「遺伝子組換え作物の作り方」~原点と立ち位置を知ることの大切さ

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2012年3月19日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 栄養 農薬 品表示 米国内では、今さらながらGM(遺伝子組換え)品表示問題を巡る議論が沸騰している。この動きに便乗して、勢いを得ているのがGM品や作物の潜在的危険性を喧伝する一部の傍流メディアやブログだ。無責任に撒き散らかされる神話は、「科学的」には決着がついているケースがほとんどなのだが、どうやら世の中それだけでは収まらないらしい。 そのような背景から、2012年3月6日の「Washington Post」紙は、GM作物がどのようにして作られるのかを知ることが、議論のベースとして大切なのではないかというコラム記事 を掲載した。書いたのは、科学と環境問題を専門分野とするコラムニストB

    「遺伝子組換え作物の作り方」~原点と立ち位置を知ることの大切さ
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/03/19
    『これは普通の農作物が、いかにして遺伝子組換え農作物になるかについての物語です』 GM作物についての解説記事。なお日本製の良い解説記事は、山田正彦が潰した。
  • 「金を忘れろ、科学に従え」~ISAAA報告書の正当性を巡る論議から

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2012年3月5日 月曜日 キーワード:バイテク メディア バレンタインデーの2012年2月14日、東京ではISAAA(国際アグリバイオ事業団)の世界におけるGM(遺伝子組み換え)作物の2011年商業栽培状況に関する報告会が、CBIJ(バイテク情報普及会)の主催で開催された。全体で8%続伸したという以外には特段のトピックもなく、登壇したClive James会長も淡々とこの年中行事をこなしている、といった印象であった。 一方、GM反対の立場をとるNGOなどは、EUを中心にこのISAAA年次報告(書)を目の仇にしており、毎年ISAAAからの公表時期に合わせて、その内容を貶めようとする対抗リリースを出すのが年中行事化している。このあたりの話は、喧嘩両成敗

    「金を忘れろ、科学に従え」~ISAAA報告書の正当性を巡る論議から
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/03/05
    『金(の出所)の研究ではなく、透明性と研究結果が独立して確認されるかどうかのみを問題にするのが科学的独立性だと述べ、研究アプローチの本当の品質をチェックする必要があると訴え』
  • 「安心」を錦の御旗に、厚労省審議会は新基準値を決めた | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 厚生労働省の薬事・品衛生審議会品衛生分科会及び同会放射性物質対策部会の合同会議が2月24日に開催され、品中の放射性物質の新基準値案を妥当とする答申が出された。 私は所用で傍聴できなかったのだが、Foocomではさっそく議事録を作成し、今週発行する有料会員向けメールマガジンで配信する予定。議事録を一読しての感想は「今頃、こんな審議をして、あまりにも不誠実ではないか」というものだ。 新基準値をめぐる厚労省審議会の審議は実は、議事録がなかなか出ない。10月に行われた1回目の議事録は公開されているが、11月の第2回、12月の第3

    「安心」を錦の御旗に、厚労省審議会は新基準値を決めた | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/03/02
    『彼らが新基準値案をまとめたはずなのに、まるで他人事』 『コメの作付け制限問題も、新基準値によって懸念されている消費者のゼロ志向の助長も、当然触れられない。これが、厚労省の審議会』
  • 淡々とやるべきことを重ねていくだけという会津の乳業メーカー

    執筆者 道畑 美希 京都大学農学部修士課程修了後、外企業を経てフードコーディネーターに。東洋大学講師・Foodbiz-net.com代表 外・中、よろしゅうおあがり 道畑 美希 2012年2月17日 金曜日 キーワード:メディア 放射能 先月、所属する東洋大学のゼミ学生たちと福島県立会津大学を訪問しました。SIFE(サイフ:Students In Free Enterprise)という学生の社会貢献を支援する団体の活動で、同大学の学生と知り合ったことがきっかけです。会津大学の学生チームは、震災前より、地元である西会津町と連携し、地場野菜と肉の代わりに車麩を使ったベジメルバーガーというユニークな商品を開発し、道の駅などで販売し、地域振興を目指していました。しかし、震災後は、バーガー事業はトーンダウン。現在は、観光事業など地元復興のため、会津大学の得意分野であるITを活かし、ベジメルバー

    淡々とやるべきことを重ねていくだけという会津の乳業メーカー
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/02/17
    『会津の人々の冷静さに対し、私たち首都圏にいるものとの温度差がなんとも重くのしかかりました』 『騒ぎ過ぎるメディア、そういった世論に反応してか基準値があっという間に塗り替えられていく世の中のしくみ』
  • 「原子力ムラの圧力」ではない。放射線審議会の答申の意味 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 放射線審議会が16日、品や水道水中の放射性物質の規格基準について16日、厚労省の諮問通りとする答申を行った。(文科省・放射線審議会のページ) 内容はほぼ、2月7日付のコラム「縦割り行政と硬直化した法体系浮き彫り 放射線審議会・答申案」でお伝えした内容そのまま。厚労省の新基準値案(一般品100Bq/kg、飲料水10Bq/kg、乳児用品と牛乳50Bq/kg)を了承しつつも、別紙で意見を述べる、という体裁で、新基準値ではリスクはそれほど低減されないこと/乳児用品や牛乳は、一般品の100Bq/kgのままでも子どもへの配慮が十

    「原子力ムラの圧力」ではない。放射線審議会の答申の意味 | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/02/17
    『社会全体が食品の規制というごく一部分のリスク対応だけをクローズアップ』 『ゼロ志向に歯止めをかけ、リスクに対する適切な理解を促さないと、新基準値が被災地の人々にさらに追い討ちをかけ、苦しめる』
  • 新基準値移行で、検査の網の目をすり抜ける食品が増える? | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 読売新聞が2月4日付社説で「品の放射能 厚労省は規制値案を再考せよ」と主張した。全国紙が、「放射線リスクゼロを求める一部消費者への迎合では、経済や社会に混乱と不安を広げるだけだ」と、新基準値案について正面から論じたのは価値あることだと思うけれど、放射線審議会での審議で、おそらくもっとも重要な指摘の一つ、と思われることが、内容から抜けてしまっている。 それは、基準値を下げることが、必ずしもリスク管理の強化、安全の向上にはつながらず、逆に高汚染の品の流通を見逃しかねない、という可能性だ。 この点についてFoocomでは、1月2

    新基準値移行で、検査の網の目をすり抜ける食品が増える? | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/02/10
    『基準値を下げることが、必ずしもリスク管理の強化、安全の向上にはつながらず、逆に高汚染の食品の流通を見逃しかねない』 『サンプリングのアンバランスは、改善されるのか?』『検査体制でも間に合うのか?』
  • 縦割り行政と硬直化した法体系浮き彫り 放射線審議会・答申案 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 納得できない! 2月2日に開かれ放射線審議会第125回会合終了後、知り合いの委員の席に駆け寄り、思わず言ってしまいました(会合の配布資料)。 この日は、水道と品の新基準値案が諮問されて5回目の会合。事務局が答申案を出してきましたが、文言を巡りさまざまな意見が出てまとまらず、継続審議となりました。細かい文言修正に手間取っている、と見たメディア関係者も多かったようですが、そこは質ではありません。 縦割り行政と硬直化した法体系の中で、現実がこぼれ落ちて行こうとしている、というのが私の印象です。だから、納得できないと叫んでしまった

    縦割り行政と硬直化した法体系浮き彫り 放射線審議会・答申案 | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/02/08
    『今回の新基準値案の審議は、縦割り行政と法律、そして政治家のスタンドプレーの結果、検討されていなかったり、情報が公開されていない項目があまりにも多すぎます』
  • 日本のGM食品反対派こそGMパパイヤを買うべき理由

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2012年2月6日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 品表示 2011年12月1日の規制クリヤーを受けて、12月中旬から会員制量販型スーパーのコストコ・ジャパン(米国資)の10店舗が、米国ハワイ産GM(遺伝子組み換え)パパイヤの販売を開始した。 米国側の報道としては、これまではハワイ州で、数々の苦難克服ストーリー(1996年に1500万ドルあった対日輸出が、2010年に100万ドルまで下落。2010年推定生産量7,671トンのうち対日輸出量は849トン)として取り上げられてきた。しかし、2012年2月3日の「Voice of America」 は一味違ってなかなか面白いので、今回はこれを読んでみる。 遺伝子組み換えされたパパイヤが日の店頭

    日本のGM食品反対派こそGMパパイヤを買うべき理由
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/02/06
    『日本のGM食品反対派はTPPで日本のGM食品表示に圧力がかかるなどとボヤいてないで、米国政府にGM食品表示を実現させるために、せっせっとGMパパイヤを買う攻めの姿勢を示すべきだ』 なかなかの皮肉
  • 福島原発事故が陰の致命傷~ヨーロッパから撤退のBASF社植物バイテク

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2012年1月23日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 農薬 2012年1月16日、世界的な化学薬品大手企業ドイツBASF 社は、ヨーロッパ市場向け植物バイオテクノロジー製品の新規開発を中止し、系列会社のBASF Plant Science社(部従業員840名規模)が主に担うその活動部門を、より受容的な地域に集中させる計画を発表 した。BASF 社は、1998年から2008年の10年間に、植物バイオテクノロジーのオペレーションに対し10億ユーロ(約995億円)をつぎ込んだと言われている。 <BASF社リリースの概要> 同社取締役会の植物バイオテクノロジー責任者Stefan Marcinowski博士は、「私たちは植物バイオテクノロジーが21世

    福島原発事故が陰の致命傷~ヨーロッパから撤退のBASF社植物バイテク
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/01/23
    福島の事故を利用して緑の党(当然、GMOにも絶対反対)が勢力を拡大し、それを嫌ったBASFが欧州脱出を決断した、という推定。