平成23年2月23日 公立大学法人 首都大学東京 Tel:03-5320-7090(経営企画室 企画財務課) 独立行政法人 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) 首都大学東京 大学院人文科学研究科の萩原 裕子 教授らの研究グループは、光による脳機能イメージング法、光トポグラフィを用いて、小学生約500人の母語・英語復唱時の脳活動を調べる過去最大規模の言語脳機能研究を実施しました。その結果、母語と英語を処理する時の脳活動に顕著な差があること、音声分析の進行とともに語彙(ごい)習得が進み、それに伴って脳活動が右半球(右脳)から左半球(左脳)へと移行する可能性を見いだしました。 まず、実験で言語音として聞き慣れない英語を処理する際は、母語を処理する場合に比べて脳活動が著しく低く、非語(無意味な綴り)と同様の処理が行われていました。これは、小学生の段階で脳