「同情(Sympathy)」と「共感(Empathy)」はよく混同して使われます。 どちらも他者の苦しみに対する反応を表す言葉ですが、同じ意味ではありません。また、する側・される側の双方が経験することも異なります。 まずは「同情(Sympathy)」と「共感(Empathy)」の歴史と両者の関係について、Grammarlyの説明を見てみることにしましょう。 この2つの単語のうち、Empathyが英語に入ってきたのは最近のことです。Sympathyは約300年前にすでに使われていましたが、Empathyという単語が初めて書物に登場するのは19世紀になってからのことです。 どちらの単語にも「pathy」が含まれているので似通った印象を与えます。 これはギリシャ語の古語「pathos」を語源としており、「感情」「情動」のほかに「苦しみ」「災難」の意味を持っています。 どちらの単語も感情に関するも