藻岩山に登っているように見えた電気工事の作業員 ソウハチガレイ(宗八鰈, Pointhead flounder, Cleishenes pinetorum)の一夜干し。美味そうだなあ。 苅谷さんとばったり出会って、立ち話する。「苅谷さん、歳、聞いていい?」「ああ、8月で78だ」「やっぱり、俺の親父と同じくらいだなあ」「達者かい?」「いいえ、6年前に死にました」「そうかい、そりゃ、お気の毒に」「生きてる間に親孝行らしいことは何もできませんでした」「まあ、そんなもんよ。死んでからの孝行ってこともあるしな」「そうですかね」「そうさ」 たんぽぽ公園のアイスキャンドルはさらにひと回り小さくなった。なぜか、ポケットに入っていた10円玉を置いて、「春よ、くるな。雪よ、ふりつづけろ、、」と小声で心に置いた。 佐藤さんちのまだ厚く雪に覆われた畑には、黒い粉が大量に撒かれていた。その撒布作業を終えたばかりの佐