6つの水槽で計最大6万匹あまりを育てられる(武州ガス提供) この記事の写真をすべて見る 今夏の土用の丑の日は7月30日。暑い日が続き、夏バテ防止にウナギでも、と考える人もいるのではないか。そんななか、今年はいつもと一風違う商品がお目見えした。埼玉県の川越市や所沢市など同県西部で都市ガスを供給する「武州ガス」(川越市)が育てたウナギだ。7月6日に販売が始まった。 「武州うなぎ」のブランド名で、かば焼きにした冷凍品が通販サイト「楽天市場」で売られている。武州ガスの新事業開発部マネジャー、大河原宏真さんはこう話す。 「販売当初の3日間で約300尾の注文をいただくなど、おかげさまで幸先のよいスタートが切れました」 ガス会社がウナギを育てると聞くと、意外な印象を受ける。どうしてウナギの養殖事業に乗り出したのか。大河原さんは言う。 「都市ガスの原料は天然ガスで、ほかの化石燃料に比べて使用時のCO2(二