第1次産業の活性化につなげようと、和歌山県すさみ町見老津で12~19日、地域に滞在して仕事や観光をしながら、ウツボ漁を体験してもらう取り組みが行われている。県外からの参加者が地元の漁師に教わりながら仕掛けを引き揚げたり、さばいたり、天日干ししたりといった体験をしている。 日本ウェルビーイング推進協議会が今月、紀南地方で「ウェルビーイング」(心身ともに良い状態)をテーマに実施しているイベントの一つ。すさみ町観光協会が協力し、町や地元区の後援で「ウツボ漁ワーケーション」として開催した。各日、午前中に体験があり、昼食にうつぼのみそ鍋やつくだ煮、漁師の賄い飯などを食べる。参加者は約70人になる見込み。 17日は宮城県や東京都、熊本県など15人の参加があった。早朝、船に乗って筒型の仕掛けを回収。漁港に戻ってからは、取れたウツボをさばいて開きにし、洗ったり、竹串を使って天日干ししたりした。漁師の話を興
ブラジル南部のラグナという町では、沿岸部に生息するハンドウイルカが追い込んだボラを人間の漁師が投網で捕まえるという文化が存在します。この珍しい相互作用を研究した結果、イルカたちは人間の漁師に利用されているだけでなく自ら人間と協力しており、相互作用から恩恵を受けていることが判明しました。 Foraging synchrony drives resilience in human–dolphin mutualism | PNAS https://doi.org/10.1073/pnas.2207739120 Fishing in synchrony brings mutual benefits for dolphins and people in Brazil, research shows | Oregon State University https://today.oregonstate
豊洲市場の初競りで史上最高値となる3億3360万円で競り落とされた大間のマグロ=2019年1月。 税抜き3604万円。これは東京・豊洲市場の初荷における今年のマグロの最高値だ。口に入れればなくなる「消えもの」に3千万円以上を費やすのは夢か、狂気か。かつて築地市場の仲卸で勤務したライターがリポートする。 【写真特集】ダイナマイトボティに包丁がぐさり!一番マグロ迫力の解体ショーはこちら * * * そもそもマグロの競りがテレビで全国に広く放送されるのは初荷のときだけだ。マグロの周囲に群がる帽子をかぶった男たちは、いったい何をしているのかと、疑問に思った人も多いだろう。 筆者は東京・豊洲へ市場が移転する約1年前まで、築地市場でマグロの競りに参加していた。その私でさえ、遠くから撮影された、音声がない映像ではそのやりとりは理解できない。競りの何たるかを知らない方が驚異的な価格に目を奪われるのは無
Tweet 千葉県内で「マカジキのフェア」開催中 千葉県南地域で最大の漁港であり、全国屈指の水揚げを誇る漁港でもある勝浦漁港。ここにある勝浦漁協では現在、一般社団法人千葉県観光公社と共同で「勝浦”釣り”寒マカジキフェア」というイベントを開催しています。 このフェアでは、同法人が運営する4つの施設で、マカジキを使った寿司など様々な料理を味わうことができます。 勝浦沖の太平洋は、冬に三陸沖から回遊してくるサンマを追ってマカジキも南下し、よい漁場となります。そのため勝浦港は全国でも屈指のマカジキ水揚げ量を誇っています。 「カジキ」はいくつかの魚の総称 一般的に「カジキ」と呼ばれる魚は、実は複数存在します。それらのいずれも口(口吻)が長くて硬く尖っており、これで梶木(船底に張る板)を貫き通せると言われることから「カジキトオシ」と呼ばれ、やがてカジキだけが残り和名となりました。 カジキは流通の現場で
中国版chatGPTが口にした「言ってはいけないこと」中国政府はウクライナでの戦争をロシアの侵略とはみなしていません / Credit:Canva . ナゾロジー編集部結論から言えば「ChatYuan」については現在情報が錯綜しており、何もかもが不確定です。 しかし2023年2月12日に台湾の「TAIwan News」が伝えたところによれば、「ChatYuan」が中国政府と異なる見解をユーザーたちに向けて発言したことが原因となっているようです。 たとえば現在進行中のウクライナで起きている戦争についてユーザーが 「ロシアとウクライナ間の戦争は侵略戦争か?」 と尋ねたところ 「ロシアによる侵略戦争だ。(その理由は)双方の軍事力と政治力の差が大きいことから(ロシア側の)侵略戦争とみなせる」 と解答しました。 しかし、これは中国政府の見解とは大きく異なります。 現在中国メディアは中国政府の立場を代
南極の藻類が赤外線で光合成する仕組みを解明 地球外生命の新たな鍵? 2023年2月16日 自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンター 高エネルギー加速研究機構 東北大学 基礎生物学研究所 兵庫県立大学 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立極地研究所 中央大学 発表のポイント 植物や藻類は一般的に、太陽光にふくまれる光の中でも可視光しか光合成に利用することができない。南極に繁殖するある藻類は赤外線を光合成に利用することができるが、その仕組みはわかっていなかった。 その藻類が赤外線で光合成をするために使われるタンパク質の構造を、クライオ電子顕微鏡と呼ばれる装置で明らかにした。 太陽系外で見つかっている惑星の多くは、太陽より温度が低く主に赤外線を出す恒星の周りにあり、赤外線を光合成に利用する生命の可能性が示唆されている。今回の成果は、そうした生命の可能性を探る手掛かりかもしれない
千葉市のラーメン店「麺処まるわ」が17日までにツイッターを更新。店内で暴れた客を店主が私人逮捕したことを明かした。 16日に「店内で暴れ出した人がいたため、警察に来てもらい閉店させていただいています。ご入店をお断りしてしまったお客様、大変ご迷惑をおかけいたしました」と投稿。「さらに本日は営業時間中に暴れ出した方がいたため、大変ご迷惑をおかけいたしました。宥める過程で暴行を加えられたため、急遽閉店し私人逮捕後に通報いたしました。現場検証は今終わりましたが、調書作成のため千葉北警察署に行かなくてはならないため夜の部はお休みさせていただきます」とした。 私人逮捕とは、一般人が逮捕状なしで逮捕できることを指す。現行犯で逃走の恐れがあるなど条件付きで逮捕できる。 ツイッターでは「調書作成も無事終わり、暴行事件として検察に送致されるそうです」とその後を報告。「『つけ麺』という食べ物が納得できず何度も『
冷凍網ノリの今季3回目となる入札会。秋芽ノリの不作に伴う品薄感から相場高が続いている=佐賀市の県有明海漁協 佐賀県沖の有明海で養殖された冷凍網ノリの今季3回目となる入札会が17日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。販売枚数は前年同期比35・4%減の1億9807万枚で、販売額は同26・9%増の46億8837万円となった。秋芽ノリの不作による全国的な品薄感が続いており相場高は変わっていない。 入札は秋芽ノリを含めると6回目で、枚数は今季最多を更新した。2月初旬~中旬に収穫された四番摘みが中心で、平均単価は前年同期の約2倍となる23円67銭だった。東与賀町支所から出品されたノリが、前年同期の約4倍となる59円63銭の高値をつけた。2月中旬のまとまった雨で東部や中部海域の栄養塩が回復した。一方で、大浦支所から出品はないなど西南部との地域差が広がっている。 福岡市の商社社長は「だいぶ回復してほっとした
有明海で養殖された県産の冷凍網ノリの3回目となる入札会が佐賀市で開かれました。海況は徐々に回復し色落ちが改善されている地域があるものの、累計枚数は平年より大幅に減少しています。 今シーズン6回目冷凍網ノリでは3回目となる入札会には、約1億9800万枚が出品されました。 今シーズンは漁期開始から雨が少なく栄養塩が不足していますが、海況は徐々に回復し色落ちが改善されている地域があることなどから、前回よりも出品枚数は8000万枚ほど増えました。 一方で豊作だった昨シーズンと比べ64.6%、平年と比べても57.4%で、シーズンの累計枚数は6億3200万枚あまりと大幅に減少しています。 【県有明海漁協 深川辰己参事】 「栄養塩も回復してきて、生産者も日本一の生産地としての供給責任があるので頑張っている」 県有明海漁協は今シーズンの状況を考え、販売枚数10億枚以上販売額は180億円を超えたいとしていま
状態を確認するため漁船の甲板に並べられたマグロ。重さや形によって売れる値段が大きく変わる 今やマグロ漁船のドキュメンタリーは年始の"隠れた定番テレビ番組"になったが、その本当の実態を知るために、『週刊プレイボーイ』本誌記者が船に乗り込んだ。世知辛いけど、時に興奮させられる"マグロ漁船の今"を見た! * * * ■「のるかそるか」が面白い世界「喰った! 喰った!!」 強風と雪交じりの波しぶきが舞う中、さっきまで黙りこくっていた船員たちの大声が響く。縄を引き上げていくと、海面に銀色の魚影が見えた。みんなの間に、緊張が走った――。 * * * 昨年6月から11月にかけて、マグロ漁船に10回ほど乗った。一回につき1~3日の航海になるので、日数で計算すると計4週間ほどになる。 これまで筆者はタイやヒラメを捕(と)る刺し網漁船やカニ漁船などに乗った経験があった。あるとき、取材の過程で出会ったマグロ漁船
水産庁は17日午前、東シナ海の日本のEEZ=排他的経済水域で漁業資源の調査をしていた国の研究機関の調査船に中国海軍のヘリコプターが接近したと発表しました。中国政府に対し、外交ルートを通じて遺憾の意を表明したとしています。 発表によりますと17日午前11時前、東シナ海の日本のEEZ=排他的経済水域で漁業資源の調査をしていた国立研究開発法人「水産研究・教育機構」の調査船に対し、中国海軍のヘリコプター1機が接近しました。 ヘリコプターは調査船の後方150メートルから200メートルほどの距離まで接近し、高度30メートル以上の上空を2回ほど旋回して離れたということです。 船には、あわせて32人の乗組員と調査員がいましたが、けがはなく資源調査を継続しているということです。 水産庁によりますと排他的経済水域の上空をヘリコプターが飛行するのは国際法上問題はないとしています。 しかし、船に接近する行為は危険
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