大竹 剛 日経ビジネス記者 2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中 この著者の記事を見る
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は22日、H2Aロケット24号機を24日午後0時5分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。 H2Aロケットの打ち上げが今年度、過去最多の4回になりそうだ。24日の陸域観測技術衛星「だいち2号」を皮切りに、年末には小惑星探査機「はやぶさ2」も打ち上げられる。H2Aは兄弟機のH2Bを合わせ、ここ5回連続で予定時刻に上がっており、延期の少なさが、見学者にとっても魅力となっている。 関係者によると、H2Aの打ち上げは今年度、「だいち2号」と「はやぶさ2」のほかに情報収集衛星2基もあり、計4回の予定。製造元の三菱重工によると、これまでは2006年度の3回が最多だった。今年は2月にも全球降水観測衛星を打ち上げており、年間では計5回に。こちらも06年の4回を超えて過去最多になりそうだ。 時刻通りの打ち上げも続いている。悪天候で1日延期された1
「日本のソフトハウスの大半はSIビジネスを核とし、大手SIerのゼネコン構造の中に組み込まれ、技術力やソリューション、営業力の不足を補ってきた経緯があります。 技術力や何がしかの商用Package等、それなりの強みを持ったソフトハウスはPrime-Projectを受託することができますが、規模が小さいため、Primeを取れない現実も有ります。それでも、特徴あるソフトハウスは良い方です。しかし、これは数多有るソフトハウスの5%未満ではないでしょうか? 95%はゼネコンの階層構造の一角を占めて、SIビジネスで食べているのが実情です。」 「(大手SI事業者の場合、)経営層がProject Managementに長けた人達で占められており、ビジネスソリューション創出の投資を行う=一定のリスクを取る、という発想が極めて薄いということです。彼らはProject Managementを通じて、如何にリス
自由に仮想空間やゲームを作ることができるUGC促進型の子供向け3D仮想空間「Roblox」が、ゲームを開発したユーザーに対し報酬を支払うディベロッパープログラム「DevEx」を発表した。早速来月より提供を開始するという。 Robloxはカリフォルニア・サンマテオに拠点を置く子供とティーンエイジャーを対象にした3D仮想空間。ユーザーは空間内でレゴのようなオブジェクトやロボットを使ってモデリングや物理演算、コーディングを学んで自作のゲームを公開できる。同サービスは次世代のゲーム開発者育成のためのハッカソンイベントも開催しており、これまでも仮想通貨を使ったアイテム売買プラットフォームや報酬システムを提供していたが、今後「DevEx」では直接現金で報酬を支払い、さらに子供のゲーム開発を促進させるとのこと。
日本のIT産業は、世界に類を見ないユニークなエコシステム(生態系)をつくり上げた。大手SIerを頂点とする多重下請け構造のピラミッドから成るITサービス業のことだ。日本だけで独自進化し一大産業として繁栄した。私はこれを「SIガラパゴス」と呼ぶ(関連記事:日本だけ!「SIガラパゴス」に明日はあるか)。 極めて便利な存在であるため、ユーザー企業はこの生態系を育んだ。その結果、日本企業のIT活用は今や欧米企業に比べ周回遅れで、新興国の企業にも追い抜かれようとしている。 米国のITベンダーの日本法人社長は、本社の幹部から「なぜ日本にはITサービス会社があんなにたくさんあるのか」とよく聞かれるそうだ。米国にもアクセンチュアやEDSのような企業は存在するが、数は限られているからだ。そして回答に苦慮する。 「日本のユーザー企業は独自仕様のシステムを作りたがるのに、その開発を外部委託することが多いから」。
AMDがグラフィックスAPI「Mantle」を発表。次世代機を制したAMDによる「ゲーム開発者囲い込み&NVIDIA排除システム」の正体に迫る ライター:西川善司 ハワイのオアフ島で開催されたGPU14 Tech Day 米国時間2013年9月25日,AMDはハワイで報道関係者向けイベント「GPU14 Tech Day」を開催し,その場で,新世代GPUシリーズ「Radeon R9」「Radeon R7」を発表した(関連記事)。 そして,同イベントにおいてAMDはもう1つ,非常に重要な発表を行っている。それが,新しいグラフィックスAPI「Mantle」(マントル)だ。 そもそもMantleとは何か 現在,PCゲームのグラフィックス開発においては,マルチメディアコンポーネントAPI※である「DirectX」に含まれる「Direct3D」や,Khronos Groupによる「OpenGL」が,グ
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写真2●パズドラの累計インストール数の推移。テレビCMを打った時期(赤丸の部分)に成長の角度が大きく変わっている 「(DeNAやGREEといった)プラットフォーマーだけが儲かる業界はよくない。DeNAにとってもよくないし、それ以外の会社にとっては最悪だ。きれい事に聞こえるかもしれないが、業界全体が共に発展できればと思っている」。ディー・エヌ・エー 取締役の小林賢治氏は、開発者向け会議「CEDEC 2013」のセッション「スマホ時代に、自社の強みを最大限レバレッジする方法」でこう述べた(写真1)。 最近のアプリ市場では、月に数十億円から100億円もの巨大な売り上げを誇る巨大ヒット・タイトルに注目が集まっている。海外では「Clash of Clans」や「Candy Crush Saga」、日本では「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」といったタイトルだ。 ただ、小林氏によれば、その裏でブラウザタ
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 1センチメートル四方ほどの小さな“石”が任天堂を転ばせるかもしれない──。 経営再建中の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスが鶴岡工場(山形県)の閉鎖を決めたことで、任天堂が頭を抱えている。任天堂の最新ゲーム機「Wii U」の事業計画が覆されかねないためだ。 鶴岡工場はルネサスのシステムLSIの主力製造拠点で、旧NEC系。ルネサスは台湾の半導体製造大手TSMCと売却交渉を進めたがまとまらず、2~3年以内に閉鎖することを決めた。 なぜ、鶴岡工場の閉鎖が任天堂の痛手になるのか。それはWii Uの“命の石”ともいえる半導体を製造しているからだ。 鶴岡工場にとって、任天堂は前世代機の「Wii」から半導体製造を担っていた得意先
写真2●RSAのブログ(7月23日付)で公開したKINS情報の一部(地下市場の掲示板に書かれたKINSのセールスメッセージ、出典:米EMC) EMCジャパンのRSA事業本部は2013年7月31日、オンライン詐欺の最新動向を紹介する定例会を開催し、オンラインバンキングを狙うためのトロイの木馬として今後の主流となるかも知れないソフト「KINS」について報告した(写真1)。既に販売が終了している既存の主流ソフト「Citadel」を代替するものとなる。地下市場において、2013年7月から5000ドル程度で販売が始まっているという。 今回RSA事業本部が報告したKINSとは、トロイの木馬型のマルウエアを開発するためのツールキット。オンラインバンキングを狙うタイプのマルウエアを、プログラミングの知識を必要とせずに比較的簡単に作成できるという。こうした開発ツールには、Zeus、SpyEye、Ice9、C
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 連載1回目「競争か協力か--通信キャリア、OTT陣、端末メーカーの微妙な関係」に続く、2回目の今回は、端末について考えてみたい。 連載第一回でも述べた通り、"端末"という言葉からして、通信事業者(キャリア)が中心で末端にユーザーが位置付けられ、そのユーザーが使うデバイスという概念である。 これは、歴史を振り返ると、電話サービスを利用するために電話加入権を購入し(施設設置負担金を支払い)自宅まで電話線を敷設してもらうとともに、電話(黒電話)を設置してもらうという、そういう時代の名残と言えよう。固定電話・携帯電話とも、キャリアからレンタルするのではなく、自分で自分の好みの端末を購入して利用できるようになったのは、そう遠くない過去なのである(
1999年12月にNECと日立製作所のDRAM合弁会社エルピーダメモリ(当時はNEC日立メモリ)ができたときのことである(大変古い話で恐縮ですが)。私は、2000年2月にNEC相模原内のエルピーダ・プロセス開発センターに出向して、同様にNECから出向してきた技術者と一緒にDRAMのプロセス開発を行った。 そのとき、会社が違うと、仕事のやり方がかくも違うものなのかと驚いた。DRAMのプロセスフローは、500工程以上になるが、その各工程で使用する装置が違うとか、そのプロセスの毛色が違うとか、そういったことではない(もちろん、それも違うのではあるが)。プロセス開発の方針と言うか、哲学がまるで違うのである。 簡単に言えば(よく言えば)、NECは「均一性第一主義」であり、日立は「新技術優先主義」であった。悪く言えば、NECは「病的なまでの潔癖完璧主義」であり、日立は「新技術オタクの一点突破主義」であ
▲「CDの父」大賀典雄。ドイツ国立芸大で声楽と指揮を学ぶ。プロのバリトンとして活動していたが、盛田昭夫に請われSonyに入社し、現ソニー・ミュージックの創立に尽力。Sonyの社長に就任し、カラヤンと共にCDの黄金時代を築いた。 CDには大反対だったレコード産業と家電産業 「騙されるな!」1982年、アテネのリゾートホテル。ビルボード誌が主催する国際レコード産業会議でのことだ。Sonyの大賀典雄が発議したCDの導入に、メジャーレーベルの重鎮たちは轟々たる批難を浴びせかけた。 「我々から特許料をせしめたいんだろう」「レコード工場に投資した金をどぶに捨てろと言うのか」「レコードで十分やってけてるんだ。余計なことはするな」「音がいいのはわかった。だがそれがリスナーの需要に結びつくことはない」「ハード屋が勝手なことをするな。ソフト・ビジネスのことを何もわかっちゃいないんだ」 世界のレコード産業はCD
1972年生まれ。早稲田大学教育学部教育心理学専修を経て、東京大学大学院教育学研究科修士課程在籍中。1999年からゲーム業界ウォッチャーとしての活動を始める。著書に『ゲーム業界の歩き方』(ダイヤモンド社刊)。「コンテンツの配信元もユーザーも、社会的にサステナブルである方法」を検討するために、ゲーム業界サイドだけでなく、ユーザー育成に関わる、教育と社会的養護(児童福祉)の視点からの取材も行う。Photo by 岡村夏林 コンテンツ業界キャッチアップ ゲームソフトをゲーム専用機だけで遊ぶ時代は終わった。ゲーム機を飛び出し、“コンテンツ”のひとつとしてゲームソフトがあらゆる端末で活躍する時代の、デジタルエンターテインメントコンテンツビジネスの行方を追う。 バックナンバー一覧 いわゆるソーシャルゲームのバブルが崩壊したあとのゲームコンテンツ業界はどこに向かうのか。コンプガチャ騒動に至る負の歴史的背
inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 ディオバンは世界で6000億円以上、日本でも1000億円以上を売り上げた大型新薬として有名 Photo by Takeshi Yamamoto 火の収まる気配がない――。ある大手製薬会社の幹部は嘆く。 スイスの大手製薬会社、ノバルティス ファーマの降圧剤「ディオバン」の論文問題のことだ。 2001~04年に行われた京都府立医科大学、東京慈恵医科大学、滋賀医科大学、千葉大学、名古屋大学の5大学でのディオバンに関わる医師主導の臨床研究について、ノバルティスの元社員が当時、同社社員の身分を開示せず、非常勤講師として勤務する大阪市立大学の肩書で論文作成に関与していたことが発覚した。 大阪市立大学とノバルティスの“名刺”を使い分けたという行為が
NRIセキュアテクノロジーズは2013年6月3日、スマートフォン向けアプリケーションの自社開発を支援する上流SIサービスの一種として、セキュリティに配慮した設計/開発を支援する二つのサービスを発表した。セキュリティ要件のガイドラインを策定するサービスと、設計書をレビュー(査読)するサービスである。既に提供している、開発済みアプリケーションのセキュリティ診断サービスと合わせて、スマートフォンのセキュリティリスクを低減するのが狙い。 新サービスの一つ目、最も上流に位置するサービスが「セキュアスマートフォンアプリケーション設計・開発ガイドライン」である。セキュリティ要件の策定を支援する。策定したガイドラインを順守して開発すれば、一定のセキュリティ水準を保つことができる。 ユーザーごとにガイドラインを策定し、A4の冊子としてアウトプットする(写真1~写真3)。あらかじめ用意してあるガイドラインのひ
「グロースハッカー」というITエンジニアの新しいキャリアが話題になっている。果たしてどのような職種なのか? グロースハッカーの定義、具体的な働き方、必要なスキルなどを探る。 |1 2|次のページ 「グロースハッカー」(Growth Hacker)という言葉を聞いたことはあるだろうか。現在、シリコンバレーを中心に話題となっている職種だ。 Growth Hacker、つまり(プロダクトやサービスの)growth(=成長)をhackする人たちということで、「ユーザー獲得担当エンジニア」などとも呼ばれている。FacebookやQuoraにユーザー獲得チームがあることはよく知られており、米国でのグロースハッカーの需要は高まっているという。 日本ではまだなじみが薄い印象だが、2013年3月にハッカソンならぬグローサソン(Growthathon:Hackathon for Growth Hackers、
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