ホーム インタビュー 「ムチムチアップデート」でまさかの人口爆増、美少女TPS『スノウブレイク:禁域降臨』開発者に「肉感アプデ」の背景や「対象年齢の引き上げ」後の予定を訊いた 全記事インタビュー
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ディレクターとヴァニラウェアの勤怠システムを兼任しています──本日はよろしくお願いします。今回のインタビューは10年かけて作り込んだ『ユニコーンオーバーロード』の開発中に、どんなドラマや試行錯誤があったのかをお聞きできればと思います。まず今作における、お三方の役割をお聞かせください。 山本晃康氏(以下、山本氏): 『ユニコーンオーバーロード』では、アトラスからプロデューサーという肩書でお仕事させていただいております。簡単に仕事内容を説明すると、ヴァニラウェア社とアトラス社をつなぐ窓口の業務を担当させていただきました。 そして今作は、もしかしたらみなさん「ヴァニラウェアの新規タイトル」ということでポスト『十三機兵防衛圏』のタイトルを期待されているかもしれません。ですが、当初からコンセプトとしてはポスト『ドラゴンズクラウン』のタイトルでした。 つまり、ベルトスクロールアクションにネットワーク要
「瞬間的な楽しさを生み出すことはできても、何十時間とプレイするゲームとしての面白さを作るということが全然わからなかった」「ゲームを作りたいという気持ちがあるなら、絶対に作ることができる。その才能に長けている方」――エンハンスから5月16日にリリース予定となっているアクションパズルゲーム「HUMANITY」を手がけた、デザイナーとして活動している中村勇吾氏と、さまざまなゲームを手がけてきたクリエーターの水口哲也氏は、インタビューのなかで、それぞれこのように語る。 本作は、すべての人類から自我が失われた世界のなかで、唯一、理性と意思を保ち続ける、最後の指導者として目覚めた柴犬(プレーヤー)が、意思も目的も失った人間たちを「光の柱」へと導く使命を与えられ、群衆をコントロールしながら進めていく内容。「ワン」と吠えるだけで群衆をコントロールすることができ、謎解きやギミックにあふれたステージをさまざま
スクウェア・エニックスは12月1日に『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』を発売した。対応プラットフォームはPS5/PS4/Nintendo Switch/Steam/iOS/Android。同作は、PS2で発売された『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-(以下、ミンサガ)』をリマスターした作品だ。 しかし単なるリマスターではなく、遊びやすさに関わるさまざまな改良が施されている。こうした改良点について、特に恩恵を受けているのはやりこみゲーマーだろう。ということで、やりこみの極地のひとつともいえるRTA(リアルタイムアタック)走者のやわらか氏を聞き手に迎え、リマスター版のディレクターである上野真史氏へのインタビューを実施した。やわらか氏がリマスター版にハマっている様子をまじえ、RTAに留まらず幅広いトピックにわたったインタビューをお届けする。 やわらか氏(以下、やわ
宇宙開発においては、画期的な研究や新たな発見、それにつながる探査機などの最先端技術が注目されがちだ。しかし、そうした発見やテクノロジーを支える宇宙飛行士たちの「宇宙での暮らし」に関わるところは、あまりピンと来ないところも多い。 そんな中、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2020年、宇宙生活での課題や困りごとを「Space Life Story Book」としてまとめ、それらを解決する生活用品のアイデアを募集した。結果、9件のアイデアが選定され、現在国際宇宙ステーション(ISS)に生活用品として搭載されている。 その1つがライオンの「すすぎが簡単なハミガキ」だ。普段、地球にいる我々は毎日何気なく歯を磨いているが、国際宇宙ステーションなどの微小重力の閉鎖環境で過ごす宇宙飛行士は歯みがきに大きな困りごとを抱えていたという。 そこで長年にわたってオーラルケアを研究し、製品開発してきたライオンが、
「ねこすきねこずっとさわってたい」――そんなニッセン社員の熱い思いが炸裂し、猫の触り心地を再現しようと追求して生まれた寝具「猫フィール」シリーズが即日完売となる人気です。これなら猫を飼えない人も、アレルギーのある人も、猫を感じていられる……! 猫の触り心地を目指した「猫フィール」シリーズ ラインアップは毛布、敷きパッド、ブランケット、クッション。どれも気持ちよさそう 猫フィールは、「肌触りの心地良い寝具」をコンセプトとする「Coco Feel」シリーズの新商品。ラインアップは毛布(シングル4389円/ダブル6039円)、敷きパッド(シングル3289円/セミダブル4059円/ダブル4829円)、ブランケット(1969円)、クッション(3289円)の4種類で、色はそれぞれ「ロシアンブルー」か「スコティッシュフォールド」から選べます。 開発に当たっては肌触りを最重要視し、スタッフ一同で多種多様な
鉛筆の芯は、どのような構造でできているのかご存じだろうか。黒鉛と粘土でできていて、その比率によってHやBなどの硬度が変わってくる。 多くの人は子どものころから何の疑問も抱かずに鉛筆を使い続けていると思うが、その常識を覆すようなペンが登場する。その名は「metacil」(メタシル、全6色、1本990円)。サンスター文具が6月下旬に発売する予定だが、このペンの何がスゴいのか。 芯が黒鉛を含んだ特殊合金でできていて、黒鉛と合金の粒子が摩擦によって紙に付着する。それによって、文字を書くことができるわけだが、驚くのはまだ早い。芯まで金属なのに、市販の消しゴムで消すことができるのだ。 同社が「メタシルを4月下旬に発売しますよー」とアナウンスしたところ、SNS上で話題に。「なにこれ? いますぐ欲しい」「シャーペン以来の革命ではないか」といったコメントが相次ぎ、予約が殺到。急きょ増産することになったが、そ
旗を立て続けたからこそ28年目にして実現できたリメイク ――SFC版から約28年目にして、このたびファン待望のHD-2D版リメイクとして再始動した『LAL』ですが、まずはリメイク版の開発に至った経緯から教えてください。 時田これまでにも何回か社内で続編やリメイクにトライしてきたのですが、なかなか条件が合わずに断念してきました。今回、リメイク版を作れた大きなきっかけとしましては、4年前に僕がHD-2DのRPG『オクトパストラベラー』を作っている浅野チームに合流したことがきっかけです。そこで企画を立てるときに「HD-2Dを使って、『LAL』のリメイクを作ったらどうだろうか」という話が出て、「ぜひ、やりましょう!」と実現しました。 僕自身も『オクトパストラベラー』を傍から見ていて、「こんなアプローチの仕方があったのか!」とすごくインパクトを受けていましたし、フル3Dでリメイクするにはイメージも変
「やけくそ」でつくった切り餅調理機が大ヒット 洗車機トップシェア企業の個性的な開発方針とは:家電メーカー進化論(1/6 ページ) エムケー精工は、ちょっと変わった個性派家電を数多く手がけるメーカー。創業は1956年で取り扱う商品の幅は非常に広く、門型洗車機は業界トップシェア。さらに食品加工機や断熱建具なども手掛ける。さまざまな事業を展開するエムケー精工が個性派家電を生み出し続けられる背景について丸山将一社長に聞いた。 エムケー精工は、「黒にんにくメーカー」や竹と木でできたせいろを採用した電気せいろ「TEGARU=SEIRO」など、ちょっと変わった個性派家電を数多く手がけるメーカー。新興の家電メーカーかと思いきや、実は1956年に長野県長野市で創業した老舗だ。 取り扱う商品の幅は非常に広い。家電製品以外に、ガソリンスタンドなどに設置されている門型洗車機やLED表示機などの自動車関連機器(モビ
3年間で大改革の「タイガー」、きっかけは元ソニーの女性役員:家電メーカー進化論(1/7 ページ) 1923年に創業したタイガー魔法瓶(以下タイガー)。現在ではステンレスボトルや炊飯器、電気ポットを始め多くの製品を手掛ける白物家電メーカーとして知られている。2年後の2023年に100周年を迎える同社では、18年以降、スピード改革に取り組んでいる。 改革の旗を振るのが、元ソニーでVAIOなどの事業を立ち上げ、その後スタートアップの上場などにも関わったという浅見彰子氏だ。18年に執行役員としてタイガーに入社し、19年には取締役に就任。既存事業はもちろんながら、改革や未来のビジョンづくりにも関わっている。 浅見氏は100年企業であるタイガーをどのように改革してきたのか。タイガーが抱えていた課題と解決のための施策、そして100周年以降の未来をどのようにデザインしているかを、タイガー魔法瓶の浅見彰子取
近年、とりわけインディーゲーム界でローグライクゲームが世界的に人気を集めつつある。 2Dメトロイドヴァニアとしても高品質な『Dead Cells』、デッキビルディング・ローグライクという新ジャンルを確立した『Slay the Spire』、ピクセルベースの物理演算という新境地を開いた『Noita』、国内でもスマホで一世を風靡した『ダンジョンメーカー』。 そして直近では2020年のGDCアワードのゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞をはじめ、世界的に高い評価を得ている『HADES(ハデス)』など、タイトルを挙げればきりがない。 いまや、「ローグ」との名を冠していれば売れるのでは?と思えるほどだ。 『Dead Cells』 (画像はSteam:Dead Cellsより)『Noita』 (画像はSteam:Noitaより) 『トルネコの大冒険』や『風来のシレン』の頃からローグライクファンである筆者にとっ
シリーズ累計2350万本の売上、スマホアプリ版は4400万ダウンロードという、すさまじい記録を誇る株式会社コナミデジタルエンタテインメントの野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』(以下、『パワプロ』)シリーズのなかで、ユーザーたちの記憶に残り続けるゲームがある。 1999年に『パワプロ』の携帯ゲーム版としてリリースされた『パワプロクンポケット』(以下、『パワポケ』)シリーズだ。 プロ野球界ではかつて、「記録の王、記憶の長嶋」という言葉があった。ホームランの世界記録を持つ王貞治と、昭和天皇の眼前でのサヨナラホームランなど、ここぞという場面で結果を残してきた長嶋茂雄の両雄を称える言葉だが、まさに『パワプロ』が記録に残る作品だとするなら『パワポケ』は記憶に残る作品だと言える。 年に1作品ペースでリリースが続き、2011年の『パワポケ14』を最後に新作の登場はない。しかし、一度でもプレイしたユーザーた
本記事は2022年12月時点のTime & Spaceの内容となります 最新の記事に関してはKDDIトビラをご確認ください。 こんにちは、ライターのギャラクシーです。 今 僕は、往年の名作ゲーム『いっき』をスマホでプレイしています。auスマートパスプレミアム会員の特典のひとつとして、他にも色んなゲームが遊べるんです。 『いっき』は1985年に発売されたゲームですが、その特殊な難易度のせいで、僕の学校では「何なんだよこのゲームは!???」とさじを投げた子がほとんどでした。しかし大人になった今なら、35年前のシンプルなゲームなんて― 余裕でクリアできるわけですよ!!! 嘘よね~ん いや無理! 何年経とうが難しいものは難しい。クリアできる人いるのこれ? ほんと、何なんだよこのゲームは!? というわけで、作った人に直接「何なんですか?」と聞くために、サン電子株式会社にやってきました。自社のゲームブ
弊社アクティブゲーミングメディアが展開するインディーパブリッシャーPLAYISMは今年3月、『Everything』の日本語版をリリースした。対応プラットフォームはPS4/Nintendo Switch。PLAYISMは販売には関わっていないが、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けにもリリースされている。 『Everything』と『Mountain』。両作は同じクリエイターが手がけた、ユニークな作品だ。すべてのものになれるゲームと、山になれるゲーム。一見シュールなテーマのゲームであるが、マルチメディアアーティストDavid O’Reilly氏の強き想いが込められている。そんなDavid氏に、同氏と親交のあるBaiyon氏との対談を介して、改めて『Everything』について語ってもらった。聞き手として、同作の英日ローカライズを手がけたPLAYISMの山中琢氏が参加している
TVアニメ『ふたりはプリキュア』の声優・本名陽子&ゆかな、西尾大介監督、鷲尾天プロデューサーがクロストーク「子どもたちに嘘はつきたくない」 プリキュアシリーズの原点となるTVアニメ『ふたりはプリキュア』の総集編Blu-ray / DVD『ふたりはプリキュア総集編 ~ぶっちゃけ、ありえな~い!? 2020edition~』が2月26日に発売されます。 『ふたりはプリキュア』は今から16年前の2004年2月から放送がスタートしました。その登場は鮮烈でした。「女の子だって暴れたい!」をコンセプトとしたダイナミックな素手でのバトル、女の子といえば“ピンク”という概念を覆す白と黒の衣装、男性ヒーローの不在、“きれいごとだけではない”日常と友情……。 プリキュアシリーズの大きなテーマである多様性は、ここから生まれ、そして子どもたちに根付いていきました。 レジェンドともいえる作品の主人公2人を演じたのは
傑作インディーゲーム『Slay the Spire』開発者に訊く、バランス調整の妙。「与えられたものに、どのように適応できるか?」一期一会の戦術を、プレイヤーに強いること ゲームのプレイスタイルや、付き合い方は様々である。『World of Warcraft』や『モンスターハンター』のように、プレイ時間が500~1,000時間にも達するようなタイトルや、『Portal』のように5時間ほどでも濃厚な体験ができるタイトルもある。 ゲームとの付き合い方は多様化しているが、毎日数十分ほどサクっとプレイできるのに、それが年単位で継続する。そんな付き合い方が出来るタイトルと出会えることは、なかなか無いのではなかろうか。 「プレイはシンプル、しかし味わいは濃厚、いつまでも新鮮」。 そんな表現がピッタリなタイトル、『Slay the Spire』(以下、『StS』)。2017年11月15日にアーリーアクセ
――まずは、ローグライクRPG『MISTOVER』はどんなゲームになっているのか、魅力のポイントを教えてください。 Han 『MISTOVER』はローグライクジャンルのゲームですね。ローグライクジャンルは“緊張感が溢れる探索”をユーザーに提供するのが第一の目標であり、大事なポイントになります。 その緊張感のなかでプレイヤーが“戦略的な攻略”を楽しめるように、『MISTOVER』にはRPG的な育成要素であったり、戦闘の陣形やポジションで使えるスキルが変わったりなど、そういうシステムを組み込んでいるんです。 ――ローグライクにRPGの魅力をかけ合わせたということですね。Hanさんは、もともとローグライクジャンルのゲームがお好きだったのですか? Han 個人的にも好きですし、じつは『MISTOVER』の前に手掛けた作品もローグライクのゲームだったんですよ。 ――ローグライクジャンルのゲームを作る
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