国立情報学研究所(所長:喜連川 優)とロシア科学アカデミーの研究チームは、可視可能な大きさの物体をテレポートする新たな方法を開発しました。 テレポーテーションは、 ある物体(より正確にいうと物体の量子状態)を、情報を送信せず、1つの場所から別の場所に送る方法です。 原子や光子等の微小な粒子のテレポーテーションは実験でも実現されていますが、それよりも大きな物体のテレポーテーションは困難であることが知られています。今回、研究チームは、巨視的物体においても存在する新たな「もつれ状態」を見つけることにより、これを克服する方法を開発しました。このもつれ状態を使って、何千以上という原子のテレポーテーションが可能であることが証明されました。 詳細はこちら New Journal of Physics誌
![巨視的物体の新たなテレポート方法の開発に成功 - 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c6adaf590b1ca1f4919431e8bd6c4e779fc34dce/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nii.ac.jp%2F_img%2Fogp.jpg)