ヤマザキマリさん&とり・みきさんが古代ローマの博物学者を描く歴史マンガ『プリニウス』の最終巻が、新潮社より刊行されました。 連載開始から10年、すでにフランスやイタリア、韓国などでも随時出版され、世界でも注目を集めています。最終巻となる第12巻では、ウェスウィウス(ヴェスヴィオ)火山の大噴火や火砕流に巻き込まれるポンペイの街など迫力満点のシーンの連続、読み応えたっぷりのフィナーレとなっています。 プリニウスとは? プリニウス(本名=ガイウス・プリニウス・セクンドゥス)は、古代ローマを生きた、史上もっとも有名な博物学者です。ローマ艦隊の司令長官も務め、自然、動植物、文明などの森羅万象を網羅した『博物誌』を書き遺しました。同書は、ヨーロッパで「古典中の古典」として知られ、後世の知識人たちにさまざまな影響を与えました。 マンガ『プリニウス』は、その博物学者を主人公にした物語。『博物誌』執筆のため