福島県会津若松市と新潟県魚沼市を結ぶJR只見線は、11年前の豪雨被害で不通となっている区間の運転をことし10月1日に再開し、およそ11年ぶりに全線で運転再開することになりました。 JR只見線は、只見川沿いの渓谷を縫うように走る風光明美な路線として知られますが、平成23年7月の「新潟・福島豪雨」で橋や線路が流されるなどの被害を受け、福島県の会津川口駅と只見駅の間の27キロ余りの区間で今も不通となっています。 JR東日本と福島県は18日に県庁で共同で記者会見を開き、只見線の運転をことし10月1日に再開し、1日3往復の列車を運行すると発表しました。 これによって只見線はおよそ11年2か月ぶりに会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅まで全長およそ135キロがつながり全線で運転再開となります。 不通となっている区間は、沿線の過疎化などで一時、廃線も議論されましたが、地元の強い要望を受けておよそ90億円か