台湾E Inkは5月24日(現地時間)、フィルターを使わずに“フルカラー”を実現する電子ペーパー技術「Advanced Color ePaper(ACeP)」を発表した。従来のモノクロ電子ペーパーと同じ電気泳動法式を採用するので、まぶしくなく、省電力という。 同社は2010年にカラー技術「Triton」を発表しているが、こちらで表現できるのは数千色だった。 同社はまず、20インチで解像度150ppi(1600×2500ピクセル)のディスプレイを製造した。主にデジタルサイネージ向けに提供していく計画という。 E Inkの電子ペーパーは米Amazon.comがKindleシリーズで採用しているが、最新のKindleシリーズの解像度は300ppi。カラー版Kindleの登場はまだ少し先になりそうだ。 関連記事 Kindle史上最薄・最軽量「Kindle Oasis」は何がすごい? 従来機種との違