【8月3日 AFP】貧困家庭の子どもは、裕福な子どもと友達になれる地域で育つと、成人になってからの平均収入が増える可能性がある──。フェイスブック(Facebook)ユーザーの「友達」関係を分析した二つの研究が1日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。 子どもが貧困から抜け出す上で、裕福な友人を持つことは有意な要素だと長年考えられてきたが、これまではサンプル数が少ないか、データが限られていた。 米国を拠点とする研究チームは今回、25〜44歳の米国人のフェイスブックユーザー7200万人の「友達」関係についてのデータを分析。フェイスブック上の「友達」が現実の友人関係を反映している尺度と見なし、前例のない規模と精度でこのテーマを検証した。使用データのプライバシーは保護した状態で実施した。 研究チームは、社会的・経済的地位、年齢、地域などの要素によってユーザーを階層分けするアルゴリズム