好調マツダにあって、小飼雅道社長は「全社員が危機感を持っている」と強調する。順風満帆なんてとんでもないと語る社長の胸の内とは。 マツダ全社員が危機感を持っている ――スカイアクティブという新しい技術を盛り込んだ製品がヒットし、マツダの業績も好調に推移していますね。 確かに昨年あたり、マツダは順風満帆、絶好調というのがおおかたのメディアの論調でした。広島で頑張ってきた企業が、ついに成功をおさめた、円高を克服して成功した代表的企業のように言っていただきました。 ところが、スカイアクティブ車の投入から3年たった今年になるとその論調が変わって、「今度は踊り場を迎えられましたネ」とメディアからは言われています。これは事実でしょう。業績の数字を見てもそうなっていますから、社内では全員が危機感を持っていますよ。 2012年以来3年間に新型車を6車種発売しました。たまたま、それらの好調な状態が続いるだけで
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