南アフリカで頻発する停電とアフリカ大陸の限界 : 村越誠の投資資本主義
南アフリカの情報ＢＯＸ：深刻な電力危機の南アフリカ、その原因と現状 リーマンショック前は南アフリカランド投資が大流行りだったんだけどねえ・・・ おそらくは現在の個人投資家の中で南アフリカ関連資産に投資している人はさほどいないと思うので、今回はやや閑話休題的な話である。 ここもと南アフリカの経済ニュースは、あいつら何やってんだという感想しか出てこない話ばかりである。 その中でもひどいのは、やはり上記ニュース記事でもある通り、深刻な電力危機である。 新興国というのはまだ電力供給を民間に任せるほどは民間の基礎体力が十分ではないため、基本的には大抵の新興国電力会社は政府が株式の100%を保有する国営電力会社を中心に構成されている。 南アフリカも同様で、エスコムという国営電力会社を中心に電力供給がなされている。 しかし、このエスコムの発電所がこれまでの過少投資によって、発電機が老朽化してきたために全
色あせるチャイニーズ・ドリーム＜１＞ 中国を離れるアフリカ出身者
（ＣＮＮ） 中国南部の広東省広州市に「リトルアフリカ」と呼ばれる地域がある。「チョコレートシティー」とも呼ばれ、アフリカからの移民が集まっていた。だが近年、「チャイニーズ・ドリーム」を諦め中国を離れるアフリカ出身者が増加している。 広州の小北路ではつい２年前まで、買い物袋を頭に乗せて運ぶアンゴラ人女性や、長いローブに身を包みながら両替商を営むソマリア人男性、通りに面したレストランでヒツジをさばくウイグルからの飲食業者など、中国の他の地域とは異質な光景が広がっていた。 広州中心部にある登封には、中国内陸部だけでなくアフリカからも移民が殺到。サハラ砂漠以南から広州に移住してきたアフリカ出身者は２０１２年までに１０万人に達したとの調査もある。この数字が本当なら、アジア最大級のアフリカ出身者によるコミュニティーだったということになる。いずれも中国で成功する夢を追いかけてきた人々だが、この夢は現在、
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