[デトロイト、8月9日 (ロイター)] -シリコンバレーの自動車メーカー、テスラモーターズが発表した概算営業損失によると、同社は電気自動車のモデルSセダンを1台販売するたびに4000ドル以上の損失を出している。高級車市場が活況を呈するなか、第2四半期における営業損失は拡大し3億5900万ドルの資金を失った。同社は8月5日、今年と来年の生産目標を下方修正。CEOのイーロン・マスクは、「新たな資金調達を検討しており、より多くの自社株を販売する可能性も否定しない」と語った。 マスクは、2010年のテスラ株の上場以来、投資家をやきもきさせている。今回、マスクは、自ら期限を設定し、2016年第1四半期までに、販売数量の少ない高価な1車種を生産するメーカーから多車種を大量生産し、蓄電システムの生産にも乗り出すメーカーへテスラを脱皮させるのに十分な資金を稼ぐことを約束した。 手元現預金の減少が続く 自動