地震波資料3次元分析の結果 「太平洋プレートが食い込んで生まれた上昇流 マグマの発達で地震波の速度低下」 韓国の学者「温泉など未観測の研究が必要」 活動の兆しを見せる白頭山(ペクトゥサン)に比べ、東海(日本海)上にある鬱陵島(ウルルンド)ははるか昔に「死んだ」火山として知られている。しかし鬱陵島の地下に白頭山に劣らない巨大なマグマが存在するという研究結果が出され、鬱陵島が再び噴火するのか関心が集まっている。 スイス連邦工大のアンドレアス・ホィットニー教授など研究陣は、国際科学ジャーナル「地球物理学研究:地球」最近号に掲載された論文で、鬱陵島直下50キロメートルに幅300キロメートル、深さ100キロメートルの巨大な「マグマだまり」があることを確認したと明らかにした。 鬱陵島は「環太平洋火山帯(ring of fire)から遠く離れているうえに、最近まで火山活動が観測されておらず、こうした大規