【読売新聞】 膵臓の細胞が正常に働かない重症の1型糖尿病について、京都大病院がiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った細胞のシートを患者に移植する治験を、来年にも実施する計画であることが、京大関係者らへの取材でわかった。有効性が確認
iPS細胞から作った神経の細胞を移植することで、脊髄損傷となってから時間がたった状態のラットの神経を再生させ、運動機能の一部を回復させることに成功したと、慶応大学のグループが発表しました。研究グループは将来、患者への移植を目指したいとしています。 この研究は、慶応大学の岡野栄之教授と中村雅也教授のグループが行い、国際的な科学雑誌に発表しました。 それによりますと、グループでは脊髄が切断されてから6週間たったラットに細胞の増殖などを促す特殊なたんぱく質を投与し、さらに1週間後にiPS細胞から作った神経細胞のもとになる細胞を投与しました。 その結果、新たに神経の組織が現れて損傷した箇所を超えて広がり、新たな神経回路がつながったということです。 また、後ろ足を数センチの幅で動かせるようになるなど、運動機能の一部が回復したとしています。 事故などで脊髄を損傷して体が動かせなくなったあと、時間が経過
東京医科歯科大学の武部貴則教授らの研究チームは、iPS細胞から病気の状態の「ミニ肝臓」を作ることに成功した。肝臓に脂肪がたまって起こる炎症や、組織が硬くなって機能しなくなる線維化という現象を再現させた。iPS細胞から作った立体的な臓器で病気を再現できたのは初めて。治療薬探しや、患者ごとの薬の効果の判定などにも使える可能性が高いという。肝臓に脂肪がたまり過ぎると、さまざまな病気を次々と引き起こす
理化学研究所などの研究チームが、iPS細胞からがんを攻撃する免疫細胞を作り出し、がん患者に移植して治療する臨床研究の計画を進めていることを明らかにしました。平成30年ごろの実施を目指したいということです。 免疫細胞の一種・NKT細胞は、がん細胞を攻撃して縮小させる作用がありますが、がんが大きくなると患者の体内にあるNKT細胞だけでは抑えられないということです。 このため研究グループではiPS細胞からNKT細胞を5000万個程度作り出し、患者に移植して安全性や効果を確かめる臨床研究の計画を進めているということです。 すでにヒトのiPS細胞からNKT細胞を作ることには成功しているということで、平成30年ごろをめどに舌がん=舌のがんのほか、顔やのどにできるがんを対象にNKT細胞を移植して治療する臨床研究を始めたいとしています。 古関グループディレクターは「体の中で広がったがんをこの方法で小さくで
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