【6月10日 CNS】中国のSNSで最近、「棺おけの町」が話題となっている。山東省(Shandong)菏沢市(Heze)曹県(Cao)は、棺おけを製造する会社が数多くあり、ある統計によると、日本で使われる棺おけの9割が「メード・イン・曹県」という。 曹県荘寨鎮(Zhuangzhai)を訪れると、あちこちに桐(きり)の板が整然と並び、通り沿いには「木材会社」「木材加工」の看板で並んでいる 。日本に輸出する棺おけの工房では、上品な色合いの布張りひつぎや繊細な彫刻が施された木製ひつぎが熟練の職人の手によって作られていた。 高品質の桐が豊富なこの町は、木材加工で発展してきた。徳弘(Dehong)木製品会社の販売責任者、秦雪紅(Qin Xuehong)さんは「日本の方は亡くなるとひつぎと一緒に火葬されます。棺は軽くて燃えやすい素材で作る必要があり、曹県の桐は最も適しています」と話す。 同社は毎月、桐