封鎖長期化、忍耐限界に ゼロコロナ不満、政権に矛先―中国・上海 2022年04月17日07時08分 ロックダウン(都市封鎖)中の上海で、路上に立つ防護服を着た警察官=15日(AFP時事) 【上海時事】中国最大の都市、上海でロックダウン(都市封鎖)が始まって間もなく3週間。一部を除く大半の地域でなお、厳しい外出制限が続き、多くの住民が食料不足など深刻な生活難に直面している。忍耐は限界に近づきつつあり、不満の矛先は、感染を厳格に封じ込める「ゼロコロナ」に固執する習近平指導部にも向き始めた。 北京五輪「国際社会が評価」 コロナ対応も自賛―中国主席 「食料が届いていない!」。今月11日、住宅街を視察した上海市のトップ、李強・共産党委員会書記が市民らに囲まれ、詰め寄られる動画がインターネットに投稿された。直ちに削除され、メディアも報じていないが、李氏は次期首相とも目される習氏の最側近。ネット上でこう