JBpressに転載した記事の中で、恐らく大西睦子さんが書かれた「郷に入っても郷に従わず」の連載が最も読まれてきたと思う。身近なテーマで最先端の研究が分かるのでとにかく面白い。 中でも最も読まれたのが「カロリーゼロ飲料は、肥満とウツを誘発する」だった。 私たちの周りにあふれているカロリーゼロ食品。しかし、ゼロという表現の裏にはとんでもない落とし穴が潜んでいるという指摘だ。 カロリーゼロとは、簡単に言えば砂糖の代わりに甘味料を使っているわけだが、この人工甘味料が曲者だと言う。 「『ダイエットコーラを飲みなさい、脂肪ゼロの食品を食べなさい』。いま米国では、こんなアドバイスが、本当に正しいか疑問視されています」 「なぜなら、いくつかの疫学研究で、特にダイエットソーダに含まれているアスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料が、肥満や糖尿病の原因になることが分かってきたからです」 「動物実験でも、