[シアトル/サンフランシスコ 16日 ロイター] 米マイクロソフトMSFT.O「ウィンドウズ」部門の責任者スティーブン・シノフスキー氏の突然の辞任は、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)が本腰を入れ始めた「組織改革」の第一歩と言えそうだ。 米アップルAAPL.Oや米グーグルGOOG.Oの得意分野で両社の追撃を目指すマイクロソフトは、オペレーションの大幅な統合を目指しているとみられる。 マイクロソフトに23年在籍したシノフスキー氏は、満を持して開発した「ウィンドウズ8」を発表したばかりだった。同社内部の情報筋は同氏の辞任について、バルマーCEOが新たな取り組みとして「部門間の協力」に力を入れ始めたことを示していると語る。 同社社員の1人は匿名を条件に「何度も繰り返し聞かされる言葉は協力で、水平統合が新たな標語になっている」とし、「彼ら(経営陣)は、ハードとソフトがより統合されたモデル