首都圏で先月、発売された新築マンションの戸数はおよそ3400戸で、前の年の同じ月より3.3%増え、平均価格は1年前よりおよそ900万円値上がりして6500万円台の高値になりました。 また、マンション1戸あたりの平均価格は6562万円と1年前より16%、金額にして906万円値上がりしました。 これは先月、東京23区や横浜市などで大型物件や高額物件の売り出しが増えたためで、平均価格が6000万円を超える高値となったのは、ことし1月以来です。 また、発売された戸数のうち、契約に至った割合は71.9%で、売れ行きが好調かどうかの目安となる70%を2か月ぶりに上回りました。 不動産経済研究所は「郊外のマンションには値下がり傾向が見られるが、都市部の物件は投資目的などの根強い需要があり、平均価格は高止まりが続きそうだ」と話しています。