書籍やゲームソフトのリサイクルショップを展開していたサンセットコーポレイション。1993年の設立以降、消費者の節約志向やリサイクル、リユースの浸透が追い風となり、2009年3月期には年商93億円を計上していた。 しかし、スマートフォンの普及に伴い、音楽コンテンツのネット配信が普及、パッケージメディア市場は激変した。音楽、書籍、映像のみならず、同社の主力商品だったゲームまでが携帯端末向け配信などにとって代わられた。 新品、中古品にかかわらず、市場は縮小。これに伴い売上高は09年をピークに年々減少、13年3月期には経常赤字に転落。その後、一度も黒字転換することはなかった。 そうしたなか、09年には古着の販売を開始したほか、トレーディングカードやフィギュアなどダウンロードできない商材を積極的に導入。楽器や白物家電の取り扱いまで開始した。しかし、すでに大きな投資をする余裕はなく、売り上げの減少は続