4月24日、Twitterで「メタバース」がトレンドに入り、米Metaがメタバース事業から撤退するとの憶測が広まっていたようです。 その元となった記事には追記がされており、誤報といえそうですが、こうした見方が広まる背景を考察してみます。 コスト削減に追われるMeta今回の騒動の元になった記事には、英国のMetaからのコメントが追記されており、「メタバース・ビジョンに向けた計画は中止していない」と明確に否定しています。 主要な海外メディアはメタバース撤退などとは報じておらず、またMetaの株価にも大きな動きはみられません。 そのため、Metaがメタバースから撤退するという見方は誤りといえそうですが、こうした見方が広まる背景として、メタバースへの期待感が下がっていることが考えられます。 Metaが置かれている状況をあらためて整理してみましょう。Metaは2021年にFacebookから社名を変