【ワシントン=坂口幸裕】米主要メディアは21日、岸田文雄首相がウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪れたと相次ぎ報じた。米紙ワシントン・ポスト(電子版)は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席のロシア訪問とタイミングが重なった点を踏まえ「岸田氏のキーウ訪問はロシアにいる習氏と対照的」の見出しで伝えた。ポスト紙は「アジアの2人の指導者がロシアとウクライナの紛争の対極で首脳会談を実施する注目すべき場
北方領土について政府は、ウクライナ情勢を踏まえ、日本固有の領土でロシアが不法に占拠しているとの立場を鮮明にしています。 ロシアとの平和条約交渉は一層困難な情勢になる見通しです。 北方領土をめぐって政府は、安倍政権当時の2019年にはロシアとの平和条約交渉に支障をきたすおそれがあるとして、「固有の領土」かどうかの認識について答えを控えたいとする答弁書を決定しています。 しかしロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中、岸田総理大臣は7日の国会で「私自身用語を使い分けた記憶はないが、いずれにせよわが国の固有の領土だ」と述べ、政府としてこれまで控えていた表現で明確に答弁しました。 林外務大臣は8日の会見で「今までは外交的な観点から『わが国が主権を有する島々』との表現を用いてきた」としたうえで「今の状況に鑑みると平和条約交渉の展望を申し上げる状況にはなく、そうしたことも踏まえて申し上げている」と説明し
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