アメリカのブリンケン国務長官と中国で外交を統括する王毅政治局委員が訪問先のドイツで会談し、アメリカ本土の上空を飛行した中国の気球をめぐって双方の立場を主張し合いました。アメリカは両国の意図しない衝突を避けるためにも中国との対話を重ねたい考えです。 アメリカのブリンケン国務長官と中国で外交を統括する王毅 政治局委員は訪問先のドイツ南部のミュンヘンで18日、アメリカ軍がアメリカ本土の上空を横断した中国の気球を撃墜して以降、対面では初めて会談しました。 アメリカ側の発表によりますと会談でブリンケン長官は、中国の気球の飛行について「このような無責任な行為は2度と起こしてはならない」と改めて非難しました。 その上で中国の偵察用の気球はこれまで5つの大陸の40か国以上の上空に侵入したと指摘し「アメリカはいかなる主権の侵害も容認しない」と伝えたということです。 一方でブリンケン長官は「われわれは中国との