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ブックマーク / globe.asahi.com (9)

  • 冷戦時代、「ソ連軍を迎え撃つ決戦場」だった北海道の村 歩いて見えた、その理由:朝日新聞GLOBE+

    ■決戦用の戦車部隊 私たちは10月半ばの午前9時半、音威子府から52キロ南に下った名寄を出発した。郊外には、音威子府に一番近い陸自名寄駐屯地がある。 松村さんによれば、自衛隊は当時、定員割れに苦しんでいたが、北海道の部隊だけは定員を満たしていた。第2師団は当時9千人で充足率100%だった。陸自の隊舎は2段ベッドが普通だが、名寄だけは3段ベッドが導入されていたという。有事になれば、松村さんらの戦車部隊は名寄の普通科(歩兵)部隊などと合流し、戦闘団をつくって現地に向かう手はずになっていた。 陸上自衛隊第2師団名寄駐屯地=牧野愛博撮影 松村さんは当時、自衛隊が導入を始めた74式戦車4両を指揮する戦車小隊長だった。74式は61式に次ぐ2代目の国産戦車で、音威子府付近を流れる天塩川を渡河できるように設計されていた。重量38トン。不整地での燃費は1リットルあたり約200メートル。約800リットルを積載

    冷戦時代、「ソ連軍を迎え撃つ決戦場」だった北海道の村 歩いて見えた、その理由:朝日新聞GLOBE+
  • 順調な民主化、その先にポピュリズムが来た ハンガリー、経済の分断が生んだ危機:朝日新聞GLOBE+

    ハンガリーの国会議事堂。19世紀ネオゴシック建築の傑作で、ブダペストのシンボル。国会は一院制で、フィデスが過半数の議席を占める=ブダペスト、国末憲人撮影

    順調な民主化、その先にポピュリズムが来た ハンガリー、経済の分断が生んだ危機:朝日新聞GLOBE+
    kaoruw
    kaoruw 2020/01/27
    多くの低所得層が生まれその不満を富裕層が利用し政権基盤にするのは日本も同じ。少数の強者と多数の下層票の結託。中間層が減ると民主主義は機能低下し乗っ取られるのは世界的傾向か
  • 世界が無視できない「権威主義的ポピュリズム」、こんな人たちが支えている:朝日新聞GLOBE+

    ハンガリー総選挙での勝利を受けて支持者を前に演説するオルバン首相(中央)=2018年4月、ブダペスト、吉武祐撮影 「権威主義的ポピュリズム」は、旧東欧諸国やロシア、トルコなど、いったんは欧米型のリベラル・デモクラシーを目指そうとした国々に近年目立つ。その典型例が、今年発足10周年を迎えるハンガリーのオルバン政権だ。強権ぶりを発揮して国内の改革を次々と断行する一方で、EUなどとは鋭く対立する。 ハンガリーは冷戦時代、社会主義陣営の改革派として知られ、1989年の東欧革命もいち早く国境を開くなど、民主化の先頭に立ってきた。なのに今は、逆に権威主義ポピュリズムの急先鋒(きゅうせんぽう)だ。2010年に権力を握ったオルバン政権が、EUの意向を無視する形で難民を排し、憲法裁判所の権限を縮小し、教育の規制を強化する。 オルバン・ヴィクトル首相自身がかつて、民主化の闘士として改革派の若手グループを率いた

    世界が無視できない「権威主義的ポピュリズム」、こんな人たちが支えている:朝日新聞GLOBE+
    kaoruw
    kaoruw 2020/01/27
    オルバン側 ハンガリーが目指すのは「コミュニティー、キリスト教、連帯に基づいた非リベラルな社会だ」
  • ボロ布の山からこんなお宝が…パキスタン人業者が集めた垂涎のビンテージコレクション:朝日新聞GLOBE+

    「これは1927年のリーバイス、こっちは1910年代」。巨大な倉庫の2階にある事務所で、キャビネットから無造作に取り出して、事務机の上に放り投げた。尾錠のついた90年前のジーンズはデッドストック(死蔵品)。パリッとしていて、まるで最近作られたレプリカのようだ。300万円ほどの価値があるという。 ジーンズをはじめとするビンテージの古着は日でも根強い人気があるが、サリーム・ガンチ(44)のコレクションは世界一とも言われ、その価値は数十億円とも言われている。「私が世界一のコレクターだとは思っていない」。ガンチはこう謙遜してみせたつつ、「確かに、すごく大きなコレクションだ。当に質の良いものだけで5、6000点はある」と誇った。 希少なデッドストックのジーンズと、デニムのワークジャケット=浅倉拓也撮影 デニムウェアの他にも、知る人ぞ知るのは「スカジャン」のコレクションだ。第2次世界大戦後に日

    ボロ布の山からこんなお宝が…パキスタン人業者が集めた垂涎のビンテージコレクション:朝日新聞GLOBE+
    kaoruw
    kaoruw 2018/12/07
    安い人件費に惹かれて世界中からパキスタンに古着が集まる。そこで育った経営者はバンコクを拠点に移しお宝を探す。ネットの発達でビンテージの価値が知られ、昔ほど濡れ手で粟ではなくなったと
  • 大量の古着、いったいどこへ たどった先で見た驚きの「古着経済」:朝日新聞GLOBE+

    アラブ首長国連邦(UAE)シャルジャには選別のため世界から古着が集まり、業者の倉庫にはベール(梱包)が積み上げられている=浅倉拓也撮影 ■砂漠の倉庫に古着の山――UAE 砂漠の大都会ドバイから車で1時間足らず。アラブ首長国連邦(UAE)シャルジャの湾岸にある倉庫には、新たに到着した古着が山のように積まれていた。 圧縮され、コンテナに詰め込まれ、長い船旅を終えてくたびれきった古着は、カラフルだが「ゴミの山」にも見える。実際、この倉庫の古着は大半がフランスやベルギーなど欧州で持ち主に捨てられたものだ。 古着は、主に先進国で廃品回収や寄付を通じて集められる。服自体の原価はタダ同然だが、選別されることで商品としての価値が生まれていく。人件費、輸送費、輸入関税、業者が得るマージンなどが上乗せされ、値段がつく。コストを抑えるために、多くは人件費が安い別の国に輸出され、仕分けをへて次の市場に向かう。 ア

    大量の古着、いったいどこへ たどった先で見た驚きの「古着経済」:朝日新聞GLOBE+
    kaoruw
    kaoruw 2018/12/07
    UAEの古着選別施設、アメリカの古着輸入関税引き下げ圧力に屈さず国内ファッション産業振興に力を入れるルワンダなど。ファストファッション以降今世紀に入り急増した国際古着流通の最前線ルポ。
  • 制裁下で広がる北朝鮮の新ネットワーク  -- 北朝鮮サバイバル -- 朝日新聞GLOBE

    国連制裁委の元パネル委員・古川勝久氏の報告 米朝首脳会談は実現するのか? 国連制裁は北朝鮮の核・ミサイル開発を止めることができるのか? 昨年末までは思いもしなかったスピードで動く朝鮮半島情勢について、国連安全保障理事会・北朝鮮制裁委員会専門家パネルの元委員、古川勝久氏が3月23日、日記者クラブで会見した。米国政治北朝鮮の密輸ネットワークに詳しい専門家が明かしたナゾの国の実態とは――。(GLOBE編集部・宋光祐) 北朝鮮に対する新制裁決議を全会一致で採択した国連安全保障理事会の会合=12月22日、米ニューヨークの国連部、金成隆一撮影 「米朝会談の雲行きは相当怪しい」 古川氏が最初に触れた話題は5月に予定されている米朝会談だった。会見の前日に、米国のトランプ大統領は安全保障担当のハーバード・マクマスター大統領補佐官を解任し、後任にジョン・ボルトン元国連大使を充てることをツイッターでつぶや

    制裁下で広がる北朝鮮の新ネットワーク  -- 北朝鮮サバイバル -- 朝日新聞GLOBE
    kaoruw
    kaoruw 2018/04/15
    「北朝鮮は米国に軍事行動を起こさせない範囲で着実に核・ミサイル開発を続けるはず」
  • 「不当な政治介入を排除できる」 福田康夫元首相が語る「記録を残す意味」:朝日新聞GLOBE+

    ――公文書に関心を持ったきっかけは 直接的なきっかけは、米国に国立公文書館(NARA)という大変立派なものがあるのを知ったことです。1980年代半ば、国会議員になる前、父(赳夫元首相)の秘書をしていた時だ。地元である群馬県の前橋市の学校が、終戦直後の航空写真が欲しいということで探していたが、なかなか見つからなかった。知り合いの新聞記者に頼んでNARAで調べてもらったら、「あるよ」と。それで米国に行ったときにNARAに寄って検索用カードで「MAEBASHI」を調べたら、数十枚の写真がすぐ出てきた。ワシントンDCに、日の地方都市の、しかも戦争で焼かれた写真があるということにびっくりした。しかも、よく整理されていて誰もがアクセスできる。「あぁなるほど、さすがだな」と感心した。 正しい情報を入手することができるのは、民主主義の原点。入手できないと、国民は正しい判断ができない。結果、悪い判断によっ

    「不当な政治介入を排除できる」 福田康夫元首相が語る「記録を残す意味」:朝日新聞GLOBE+
    kaoruw
    kaoruw 2018/03/13
    国立公文書館を充実させた福田康夫元首相の示唆に富むインタビュー。
  • 北朝鮮は本当に孤立しているのか -- 朝日新聞GLOBE

    アフリカ研究者 白戸圭一 11 ミサイル開発はなぜ進んだのか北朝鮮が公開した、移動式発射台に立つ「火星14」の写真 10年も前の話で恐縮だが、毎日新聞の南アフリカ・ヨハネスブルク特派員だった筆者は2007年、北朝鮮技術支援を得ている兵器工場がエチオピアに存在しているとの情報をある人物から入手し、エチオピアに取材に出かけた。 この工場の存在は、国連安保理によっても確認されている。工場は首都アディスアベバの西約135キロの農村地帯に存在しており、名前を「Homicho Ammunitions Engineering Industry(HAEI)」という。1987年に設立され、北朝鮮技術者の指導の下、北朝鮮製をモデルとした弾薬、砲弾などが製造されている。 厳重に警備された工場そのものにアクセスできるはずもなかったが、様々な関係者への取材から、北朝鮮がエチオピアに弾薬や砲弾の製造技術を提供する見

    北朝鮮は本当に孤立しているのか -- 朝日新聞GLOBE
    kaoruw
    kaoruw 2017/09/01
    「兵器輸出や専門家派遣は、北朝鮮にとっては外貨獲得ビジネスであり、アフリカ側にとっては軍事力強化へ向けた最も安価な手段なのである」
  • 朝日新聞GLOBE|日本海運支える「愛媛船主」 生き残りかけた正念場に

    [第34回] 日海運支える「愛媛船主」 生き残りかけた正念場に 都留悦史 Tsuru Etsushi(GLOBE記者) 太平洋や大西洋を行き交うコンテナ船やタンカー。そうした船を何隻も保有している家族経営の「船主会社」が、愛媛県今治市に数多くある。ギリシャの海運王とも並び称されることもある「愛媛船主」たちだ。 昨年10月、デンマークに社を置く海運大手ノルデンが愛媛県でゴルフコンペを開いた。今治市に住む日人数十人を招き、国から駆けつけた幹部らがもてなした。 招かれたのは海運業界で「エヒメオーナー」と呼ばれる人々とその関係者だ。日語では「愛媛船主」。船主というのは、船の所有者(持ち主)を指す。 60社あるといわれる愛媛船主の多くは従業員数人の零細企業のかたちをとっているが、世界の海運業界では、ギリシャや香港の海運王たちと肩を並べる知名度がある。彼らに会うために、国内外の海運大手幹部が

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